法隆寺-(10/15)

大宝蔵院、百済観音堂(2/2)

ここでの最も有名な展示物は、百済観音像と玉虫厨子(たまむしのずし)です。
百済観音は、高くて(211cm)、優雅な姿で多くの人を魅了してきました。百済観音の記録については、意外にも新しく、江戸時代の元禄11年(1698)に、「和州法隆寺堂社霊験并仏菩薩数量等」と言う書類で「虚空像菩薩、百済より渡来、但し天竺の像なり」と書かれており、それ以来百済観音と呼ばれています。然しながら、この像の材質を調べると日本だけにしか存在しない種類の楠が使われていることが分り、渡来像ではないことが分りました。
玉虫厨子(高さ:227cm)は、推古天皇の所有品と言われています。

古代朝鮮略史

百済観音玉虫厨子