法輪寺-(2/5)
7世紀の創建以来、この寺は逐次寺観を保つようになり、最盛期の平安時代には、法隆寺西院伽藍の
2/3の広さを持つ大寺となり、金堂、講堂、塔、食堂、東室、西室などの他に20以上の子院を擁し栄えて
いました。しかしながら、中世以降乱世には寺領は没収され、嘉吉元年(1441)に大修理するまで伽藍も荒廃
しました。また、不運なことに台風や雷などの自然災害により、創建当時の建物はすべて失いました。
三重塔(高さ:23.78M)
もともと、三重塔は天武天皇朝(673-685)に創建されました。
その後、台風などによって部分的に損傷を受けたことがありましたが、昭和19年(1944)に落雷により、
焼失してしまいました。現在の塔は、昭和50年(1975)に再建されました。