法起寺-(2/4)

この寺は、聖徳太子が法華経を講説されたいう岡本宮を、聖徳太子が長子の山背大兄王(やましろおおえきみ) に遺言として、寺に改めるよう命じたと言われています。
聖徳太子の遺志を継いで、舒明10年(638)に金堂が、慶雲3年(706)に三重塔がそれぞれ創建され、 奈良時代(8世紀)には繁栄を極めました。その後、繁栄と衰微を繰り返しましたが、特に永禄年間(16世紀 中頃)の兵乱に巻き込まれ、江戸時代初めには、三重塔を残すのみとなりました。
江戸時代になって、再興の気運が高まり、講堂が元禄7年(1694)に、聖天堂が文久3年(1863)にそれぞれ 再建されました。

講堂聖天堂