法起寺-(3/4)

十一面観音立像

この寺では、高さ3.5Mの十一面観音立像を見ることができます。この像は、平安時代(10世紀後半) の作といわれ、重要文化財に指定されています。この十一面観音立像以外の仏教美術品は、他の博物館で 展示されている等の理由により、見ることはできません。

十一面観音は主として病気退散のために祀られていると言われて います。頭上に10の小さな観音像があり、慈悲の相を表すもの、怒りを表すものなどがあります。
古代インドでは10方向は全方位を意味して、10ある観音像はあらゆる方向を監視して病気を退散して いると考えられています。

左の写真は、絵葉書からコピーしました。