茶道具の手仕事
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私の実家は茶道具の茶杓を作っております
小さい頃から竹に囲まれ、手仕事を見て育ちました
家の中で爺様、婆様、両親が分業で作業していました
完成した製品は美しいけれど、作り出す工程は重労働な作業が伴う過酷な仕事の為担い手が減っている事。
流行に左右される為安定な仕事ではない事。高齢化と共に職人さんが減っている事。。。。
ここで少しでも紹介出来たらと思います
茶道や茶道具に興味を持ってもらおうと紹介している場所があります
生駒市高山竹林公園
イベントや体験も開催されております
生駒市 観光・歴史
工芸体験なら
又、地域の伝統工芸でもある為、奈良県のイベントも開催されます
茶筌師さんの工房でも講習や体験できたりします
手仕事を間近で見ることが出来ますし、自作の道具を作りたい等、興味ある方はどうぞ
すこし・・・独り言
茶道具を見たことがない日本人はどれほどいるのでしょう?
茶杓を見て「抹茶をすくうさじ」と理解できているでしょうか?
私はとあるカフェでコーヒーを注文し、茶杓の頭が伸びたものをマドラー代わりに出され大いにショックを受けました。。
店主の方に「これは茶杓だったのでは?」と聞くと、
「抹茶をすくってお湯を入れてかき回していたら(マドラー代わりに使ったら)のびちゃった」
と聞かされ更にショックでした。。またそれを客に出すって・・・
店主の方も自分と同年代であったことにも愕然としました
もうこの年代で解らないのか・・・っと
「竹は熱で曲げられているので、食洗器で洗わないでください」という注意事を書かないと「不良品だ!」と言って返品してくるよ、
と茶筌を作っている方に聞いてはおりましたが、本当に知らない方々の方が多いかもしれないと肌身に染みた出来事でした。
ネットやSNSで日本の伝統文化は紹介されているものの
海外の方の方が「茶杓は抹茶をすくうさじ」で、茶筌で茶を点てることを知っているのでは?
思っていても始まらないので・・・
少しでもこの仕事が後世に続くよう 竹を削ることにしたのです
とても非力ではあるけれど。。がんばります