20年前頃は学校を卒業したら、ほとんどの人が
一端どこか(会社)に就職すると言うのが
誰も疑う余地のない進路だった様な気がします。
その後フリーターと言う新しい職種と言うか
ライフスタイル(生き方?)が生まれました。
時給商売・・・(アルバイトが本業)
つまり、正社員ではなく時間を切り売りする仕事の取り組み方。
それと同時期に人材派遣(会社)が隆盛になり
「派遣社員」と言う働き方も活発になりました。
それどころか・・・元はベンチャー企業であった人材派遣会社が
一等地の高層ビルにオフィスを構えテレビCMがバンバン出来るほど
大発展したケースがいくつもあります。
創業者の先見性プラス時代の追い風でしょうか。
今や、本当の人材(特殊技術などを持っている)でなくても
働ける一般的な職種の派遣社員も珍しくありません。
(正社員と比較して)人件費削減が目的だと思いますが
これまた時代の流れかも知れません。
その後バブル経済崩壊、経済長期低迷期が続き
「リストラ(事業の再構築)」と名前を借りた中高年の解雇。
新卒者の就職氷河期と言われる若年層雇用機会の減少。
また、比較的安定はしているものの・・・
中高年や若年層の余波をモロに受けいる中間層(働き盛り)
しわ寄せ(サービス残業など)もあります。
そしてリタイヤ間近な方は年金問題・・・と
要するに全世代タイヘンなのです。
そして、この閉塞した時代を打開しそうな勢いを持つキーワードが
独立であり、起業であるかも知れません。
(話題の球団買い取り希望者!?だけでなく・・・)
大学を卒業して就職せず、そのまま学生時代から始めた
商売を継続する人も珍しくなくなりました。
なんせカッコ良いもんね。
〜株式会社〜社長とか
〜起業家とか
〜ベンチャービジネスとか
やっぱ憧れます。
私も新入社員時代
「なんでこんなアホなおっさんにボロクソ言われなアカンねん。」とか
「こんな事も出来ヘンのかいなオレの方が絶対能力高いやん。」とか
「サラリーマンなんてさっさと卒業して大きい事やったるわい。」とか
悔し涙を胸に秘め、トイレ掃除をしていた記憶が蘇ります。
(↑ ウソ!ウソ!)それはさて置き・・・
ネーミングからしてサラリーマンはダサイのです。
泣く子も黙り忌み嫌われる(こわ〜い)「サラ金」も
元を正せばサラリーマン金融の略。
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サラリーマンの語源を知りたい方はこちら!!
http://www.itsuzai.net/bs/contents/salary/salaryman.htm
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この時代遅れの「サラリーマン」に時代の寵児とも言える
「ベンチャー(冒険)」と言う語句をミックスして
造語したのが本題「サラベン」であります。
「サラリーマンメリットを生かし、自己の構想実現を図る。
創業的経験をすることで、閉塞状況の打開を目指す。」
と言うのが主旨。
一言でいえば、会社員の枠の中で、いかに仕事を面白く(創造的に)
出来るか(自己実現する)と言うことだと私は理解しております。
会社(上役)にハンコされ押させれば
新規事業や超ビックビジネス(自己負担の金銭的リスクなしで)も
出来る醍醐味もサラリーマンならではの事。
現在、(ある意味)独立開業ブームかも知れません。
資本金1円でも会社が設立できるよ!とか
インキュベーション施設あり、相談員完備!とか
資格を取って〜士として開業しよう!
などなど〜こっちの水は結構厳しいけど楽しいよ〜
式に官民あげての独立開業者を応援する「空気」が有るようです。
もちろん、産業を振興させるのは新しいビジネスの創設は必要不可欠。
冒険者や挑戦者を求める事は国家としても当然だと言えるでしょう。
が、(本音の世界では)供給がない・・・雇用の受け皿を自ら作らせる・・・。
そんな意図がないとは否定出来ません。
例えば中高年層。
部下を指導する立場に居た人は、お金(給与面)も
(自分のスキルを行かせる)職種も両方大事。
早期退職に応じたものの、ナカナカ良い再就職先はないもの。
では、割り増ししてもらった退職金を虎の子に一発勝負を賭けてみよう。
と言うのは人情。
IT関連はもちろん、前述の人材派遣業やその他新規ビジネス。
リサイクル店や、定番の飲食店開店。
はたまた話題の中国で旗揚げしよう!などなど
チャンスは満ちあふれているようにも見えます。
ところがどうでしょう、ほんの一握りを除き
小規模(独立開業)経営の象徴であり、連合体である商店街の年々の衰退。
しかもその商店街を喰ったはずの大手スーパーの倒産や大型債務超過。
行列の出来る人気のラーメン店やお洒落なカフェが次々に登場する一方
新地のクラブも伝統的なお寿司屋さんも閉店に追い込まれています。
勇気や冒険心も必要ですが、決して「空気」や「言葉」のマジックに
誤魔化されてはいけません。
〜創業(独立)には、事業をおこすのと商売をはじめるのと二通りがある〜
関西交流大学・流「創業入門」。
その裏に隠された真意はいかに。
グラスツール(草の根)の勉強会でありながら
常に、独自の”新たな実験”を追い求めて来たプライドを賭け
総身で取り組む第50回(記念)公開講座。
高校球児よろしく、貴方の胸にズバーンと投げ込む純白の球。
関西交流大学の夏の甲子園大会(記念公開講座)は
初めての試みで日曜日に開催致します!!!