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作業工程
 ■作業工程(バイクへのグラシィ・コート施工例)       

※こちらでご紹介する作業工程は、2010年よりも前の『基本的な工程』です。
当社では常に施工方法や使用する機械、溶剤などなど、全てにおいてグレードアップをはかっており、
現在、全ての面において当時よりグレードアップしておりますが、その分、企業秘密な部分も多くなっておりますので、申し訳ございませんがこちらには載せる事ができません。
現在も丁寧な施工という部分は変わらないまま、各段に施工方法、内容、質がアップしております。



施工の工程を、このGPZ900R(A6)で説明します。
このGPZはA6モデルですので1989年モデルで、
生産されてからすでに30年以上経過しております。
数十年前の塗装がどのように、どのレベルまで変化するか、ご覧ください。

※これらの画像は、分かりやすくする為に実際の作業の一部を抜粋して載せております。

 1.塗装診断
  まずは診断からスタートです。
当社の場合は、全て同じ作業内容でコーティングをするのではなく、1台1台に合わせたオリジナルの溶剤を調合し、それを使用して下地作りをしますので、この診断の工程はとても大事な工程です。
各箇所の塗装の状態や劣化具合等を調べ、施工工程と下地作りに使用する溶剤等を決定します。

これは、1台1台に合わせたベストな方法で施工する事で、最高の1台に仕上げたいと考えた結果出来上がったシステムです。
   
 
【 施工前の状態をご確認ください 】 
   
 
タンク(上) : 生産されてから21年経っているだけに、小キズが目立ちます
 

タンク(横) : 小キズで光が乱反射、黒色の塗装が白くボヤけて見えます 
   
 
タンク(下)とサイドカウル : 小キズが入りやすい箇所
   

テールカウル(上) 
   

フロントフェンダー 
 
 
 2.洗車と汚染物質溶解
  次に、洗車スペースにバイクを移動して、塗装の状態や汚れ方、付着している汚染物質の種類によって、使用する洗剤を選び、施工箇所を洗車します。(施工箇所以外はオプション設定)

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに洗浄します)
   
  塗装面に付着している汚染物質によっては、それらの除去専用洗剤を使用して溶解させます。

(レース用部品等が装着されている場合や、不具合が出る可能性がある場合は、専用の溶剤で同行程を終えます)
   
  汚染物質を溶解している間に、他の箇所を洗います。(※ホイールは、ホイールコートをオプションで選択していただいた方のみです)

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに洗浄します)
   
  各洗剤を丁寧に洗い流し、次の工程にいきます。

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに洗浄します)
 3.汚染物質除去
  汚染物質の種類や塗装の状態に合わせて8種類の特殊ネンドの中から適切なものを選び、専用の溶剤も併用しながら鉄粉等の汚染物質を除去します。
 4.洗車
  汚染物質除去に使用した溶剤を綺麗に洗い流します。

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに洗浄します)
 5.拭きとり
  エアダスターも使用しながら、拭きとりをします。
 6.チェック
  この状態が、人間の肌でいう『スッピン』状態です。ここで本来の肌、塗装の状態をチェックし、ここまでの工程で取り除けないタイプの汚染物質が残っていれば、それらを専用の溶剤で取り除きます。
 7.パーツ取り外し
  後で行うポリッシュ作業をしやすくする為に必要であればパーツを取り外します。
  取り外すパーツは車種や取り付けられたアフターパーツにより違いますが、当社では、バイク、クルマ整備の工賃の0.1~0.2程度の作業は無料でさせていただいております。
取り外しをせずに施工する事も可能です。
  この車両の場合は、グラブバーとシートのみ取り外しました。
 8.マスキング
  ポリッシャーを当てない箇所や、溶剤をかける必要のない部分にマスキングをします。
  溶剤をかける箇所や、ポリッシャーを当てる箇所であっても、ポリッシャーを当てる方法によっては、マスキングをする事もあります。
  マスキング作業をしながら、パーツ取り外しをした箇所(隙間等)をチェックし、隙間用の溶剤で綺麗にしていきます。
  マスキングをキッチリ貼る事は大事ですが、自家塗装等のパーツ、部分がある場合は、マスキングテープで弱い塗装が剥がれないように、緩めにマスキングを貼っていく事もあります。
   
 【WAX等の成分を完全に除去した本当の塗装の状態、『すっぴん状態』を確認してみてください】
   
 
   
 
 
 
 
 
この状態の塗装が、いったいどのように変化するのか、
それは次の工程、ポリッシュ作業の『技術レベル』で
90%ほどが決まります。
 9.ポリッシュ(磨き)
  いよいよポリッシャーを使用して、磨きの工程に入ります。
この工程数や使用する機械などの種類等も1台1台の塗装の状態に合わせて選びます。
  紫外線によるダメージや、酸化被膜を除去していきます。ポリッシュの最初のほうの作業工程は、人間の肌に例えると、クレンジングやピーリングにあたる作業です。
この時に使用する溶剤は、1台1台の塗装の状態に合わせてブレンドしたものを使用します。
当社では、入庫した1台1台専用の溶剤を作っているのですが、これも当社の特長の一つだと思います。
  この車両の場合、溶剤やバフを6回以上交換して進めました。
ポリッシュの工程に段階があると思ってください。
例えば、タンクを1回磨くという事ではなく、溶剤やバフ、機械を変えながらタンクを6回磨き直すという事です。
  機械や溶剤、用品等を数多く変えながらこの工程を進めていきますが、突起物(角)の多いバイクへのポリッシュ作業はかなりの『技術、腕』が必要となります。ポリッシャーの標準回転数も、その車両の塗装ごとや箇所によって変化させます。さらに指で可変速度スイッチを操作しながら進めます。
  ポリッシュの工程が進むごとに塗装は小キズも消えて美しくなっていくのですが、当社の場合はそれだけではなく、反射光をデザインします。バイクの種類やカラーによって、各箇所の光らせ方を変化させていきます。
  この車両の場合は、アッパーカウルからテールカウルまで、『重厚感』を出す事にこだわり、反射光をデザインしました。
全てのコーティングコースで、テールランプやウインカーのポリッシュもしますので、保安部品も艶やかに変化、復活します。
  この写真の段階は、6段階のうちの4段階目です。小キズが消え、プラスチックで出来ているアッパーカウルにも鉄のような重厚感が出てきています。
この車両の場合は重厚感を出す事に決定しましたが、反射光のデザインは自由に出来ますので、施工前にリクエストをいただければ、そのように施工させていただきます。
例えば、『速そうに見えるように』や
『とにかくヌメっとしたツヤを』
『丸みを強調したい』
『角ばっているのを強調したい』
のような感じでOKです。
  コーティングをする場合、コーティングの液の効能(性能)にばかり目が行きがちですが、実際に塗装のツヤ、美しさを決めているのは先ほども書きましたが、90%ほどはこの工程、ポリッシュ作業のレベルによって決まります。当社は、『磨いた痕跡を残さずに、全ての車両を新車以上の輝度に仕上げる』という事を考えており、今までの全ての車両にそれが出来たという自信があります。『磨いた痕跡を残さず・・』というのは、一切の磨きキズを残さず、新車状態以上や全塗装したように見えるようにしているという事です。
 10.マスキング剥がしとチェック
  ポリッシュ工程を終え、マスキングを剥がしていきます。そして、チェックをしながらマスキングとの境目等の細部を手作業で仕上げます。
その後、マスキング下に隠れていた部分も可能な場所は機械で追加ポリッシュします。
 11.洗車
  また、洗車スペースにバイクを移動し、コーティング前にポリッシュ工程で出た溶剤の粉などを綺麗に洗い、写真では省きますが、拭きとり作業をし、コーティング前の下地作りの最終段階、脱脂処理をします。

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに洗浄します)
 12.下地最終チェック
  バイク専用施工用PITにバイクを移動し、さらに細部のチェックを行います。
 13.コーティング
  いよいよコーティングの段階です。各コーティングコースに合わせたバインダー(コーティング定着促進剤)を塗りこんだ後、各コースのコーティング剤を、塗装や施工箇所の状態によって、機械塗り、スプレーガン塗布、手塗りを使いわけてコーティングします。この車両の場合は10年タイプのGコート(ガラスコート)を塗りこみました。コーティング剤を塗布した後、犠牲被膜を塗布(捨て被膜というコーティングを護るためのWAXのようなもの)を塗布します。この犠牲被膜により、施工後、雨天時でも問題なく乗って帰っていただけるようになります。
 14.洗車
  また洗車スペースに移動、犠牲被膜の余剰分を洗い流します。
この車両の場合は、撥水性のグラシィGコートを施工したのですが、撥水具合を3枚の写真でご確認ください。

(レース用部品等が装着されている場合や、水を使用する事で不具合が出る可能性がある場合は、水を使用せずに専用溶剤でこの工程を終えます)
  ゆっくりと水を上から下にかけていくと、上から水が綺麗に無くなっていきます。
  これは、私達の言葉で
『水で水を切る』というものです。
水を使って水を拭いています。
これをすると、洗車後の拭きとりがかなり楽になります。
 15.拭き上げ後、パーツ取り付け、そしてコーティング施工完了
バイク専用施工用PITにバイクを移動し、最終的な拭き上げとチェックをして施工完了です。
1989年生まれのGPZ900Rがどのように生まれ変わったかご覧ください。
小キズの消え具合はどうですか?重厚感は出ているでしょうか?
磨いた痕跡を残さないという事が本当に出来ていて、
新車の状態や全塗装をしたかのように見えますか?
施工が終わった後、よく私達は、
『今この瞬間、世界中にある同車種の中で、間違いなく一番綺麗なバイクですよ!』
と言ったりするのですが、私達は本気でそう思ってます。
施工完了時、私達が施工の『質』を保証するという意味を込めて
施工した車両にのみ、このステッカーを貼らせていただいております。
 
これは私達が、本気で芸術作品をつくろうとした証ですので、
販売は行っておりません。 
 
 
このGPZ900Rニンジャもそうなのですが、もう新車で売られていない絶版車の場合、
オリジナルの塗装でずっと乗りたい方や、ペイントして査定が下がる可能性を考えて
塗るのを諦めておられる方にも当社のコーティングはお役に立てるかもしれません。
当社の場合、コーティングより塗りのほうが良いと判断した場合は仕事を受けずに
その事をお伝えしますので、安心してご相談ください。
もちろん診断、ご相談、見積もりは無料です。 
 
 
 
その時その時に考えられる最良の方法でコーティングをしていくという事は
業界初でバイクのコーティングをやりはじめた私達グラシィの義務だと思っています。
バイクのコーティングというものが認知されはじめると、名前だけが独り歩きし、
しっかりとした下地作りもせずにコーティング液だけ塗布するという業者が増えています。
業界全体の9割以上はそのような業者ではないでしょうか・・・
どうか皆さんは、そのような業者を選ばず、一台一台を
『本気で芸術作品をつくる』という気で施工している業者を選んでくださいね
。
 
 
この車両のビフォーアフター画像は、このページのさらに下に載せておりますので、
スクロールしてご覧ください。

 
 ■グラシィコート施工例
 クルマの施工例  走行距離85,000km超えの青空駐車場に置いている車
 グラシィGコート施工前
  グラシィGコート施工後 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
  
  グラシィGコート施工前
 
 
グラシィGコート施工後

 
↑施工する事で、色あせ、クスミ等を取り除けます。バイザーやピラーも復活可能です。
 バイクの施工例   1989年製(21年前)のバイク

 グラシィGコート施工前

   グラシィGコート施工後



















































 グラシィGコート施工後







 

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