乾燥した材料の養生において、雨が掛かるような場所や、地面から湿気が上がってくるような場所に直置きすると、せっかく乾燥させた材料が水分を吸収し、再び含水率の高い状態になる可能性がある。
屋根仕舞をする前の状態で、シート養生を行なわずに放ってある現場を時々見かけるが、もし乾燥材を使用しているのならば、乾燥にかかった費用はどぶに捨てているのと同じような事をしているのである。
木材の含水率だけでなく、使用時の注意事項も頭に入れておかなければ、意味のない乾燥となる可能性があることを肝に銘じておく必要がある。