最初へ

前へ    次へ

No.10 品質を保つ為の図面の書き方

2004年3月


3.標準図の参考例

3−3 合板貼耐力壁の例


合板貼耐力壁の標準図(一部)

指示内容

合板の種類・厚み

使用するのは「構造用」合板でなければならない。
また、湿潤状態にある場合は特類と呼ばれる合板を使用する。(通常は1類)
残念ながら、いまだにこのこと(特に特類と1類の違い)が理解されていない場合が多い。
取次ぎ業者(問屋)もよくわかってことがあるようなので注意が必要であろう。

釘の種類・打ち方・ピッチ

合板壁の性能を決定するのは釘の耐力であるので、釘の種類・ピッチ・打ち方は極めて重要である。
機械打ちとする場合、造作用の細い釘( "NC50"とかややこしい名前だったりする。)を間違って使うことの無い様に注意する。
以前は機械打ちできるのは2×4用のCN50だけだったが、最近はN50も機械打ちできるものが出回りだしている。
ちなみに機械打ち用の釘は通常、CN50は青緑色、N50は黒色に塗装されている。
ただし、小型の釘打ち機はN50でも打てないことが多い。

受材の仕様・留付け方法

45x45以上(金融公庫では45x30以上)で、N90(同N75)@300以下で留付ける。


前へ    次へ
 ©Tahara Architect & Associates, 2004