民家でよく見られる下屋付の2階建では、下屋部分の構造が建物の性能に大きな影響を与える。
この形式の建物ではしばしば、2階外壁の直下は全て開口となっている場合が見られる。
耐力壁が無い場合、水平力は2階床面と下屋屋根面を伝わって、内壁と下屋外壁へと流れる。
従って、下屋屋根面にも普通の水平構面と同様の力が作用し、面材や周囲の梁材にも力が生じる。