ここまで金物が必要な訳と、それを踏まえた上で、実際の挙動に対応した接合金物について簡単に説明した。
金物だけでなく、地震力・風圧力の低減、建物全体のバランスをよくすること、耐力壁の分散配置などの計画的要素や垂壁・腰壁類の効果、直交壁の効果なども含めた総体的なことを理解してもらえたはずだ。
また、それらと実際の計算法との対応関係がわかったと思う。
阪神・淡路大震災で直接木造住宅の圧死者を間近に見た木構造の構造設計者として、皆さんに問い掛けたい。
(財)日本住宅・木材技術センター、木造住宅のための構造の安定に関する基準解説書(3版)
(財)日本住宅・木材技術センター、木造軸組工法住宅の許容応力度設計
日本建築学会(中国) 1999年度大会
在来軸組工法木造住宅の構造設計手法の開発
その15「浮き上がり時の柱押さえ効果の解明とモデル化」
その16「浮き上がりを考慮した有開口壁の終局耐力算定法」
日本建築学会(東北) 2000年度大会
在来軸組工法木造住宅の構造設計手法の開発
その24「建物押えこみ効果のモデル化」
株式会社建築技術、建築技術2000年10月号、2001年9月号
株式会社エクスナレッジ 建築知識 1995年12月号、2001年10月号
日経BP社 日経アーキテクチュア 2003年4月14日号