計算結果、各接合部を表にまとめると下記のようになる。
上下の表を見比べると、2階建て部分2階柱や平屋建て柱については告示による「仕様規定」の内容とまったく同じであるが、2階建て部分1階柱や中柱に対しては算定式@Aにて算出すると、金物耐力の仕様が低くなり、施工も簡単で個数も少なくてすむことがわかる。
この方法は電卓さえあれば、だれでも早く・簡単にできる方法で、かつ建物の安全を確保できて、施工性や経済性にも有利となっているので、せめてこれくらいのことは木造建築に関係する人は理解してほしいと思う。