改正基準法の三つ割筋かい以上を、圧縮側に有効に抵抗するとしているので、筋かいが取り付く柱についてのN値を算出するには、筋かいの圧縮と引張の応力分担比を考慮して求めなければならない。
その為、解説本の別記にて「補正値」が提示されているが、ここではその「補正値」の解説及びその簡単な使い方を提示する。
見かけの倍率差に補正値を加えたものがA1・A2の値となる。
見かけの倍率差がA1・A2の値となる。(補正値は考慮されないものとする。)
※地震力は左右交互から作用するものなので、P(水平荷重)の方向を固定せず、検討している軸材(柱)に取り付いている各筋かいの位置(柱頭・柱脚)に注目してほしい。