木構造建築研究所 田原

本ページの内容は2004年改訂版の耐震診断法に関する説明です。2012年改訂版の内容には対応していません。
2012年版については「耐震診断ができる、わかる。耐震補強マニュアル」をご覧ください。

(3) 剛性率による低減

剛性率による低減係数 Fs は、剛性率 Rs に応じて、以下の値とする。剛性率による低減係数は方向毎に求める。

Fs = 1.0/(2.0 - Rs/0.6) (Rs ≦0.6)
      1.0/(2.0 - Rs/0.6) (0.6≦Rs)

剛性率は建物の上下方向のバランスを見る指標で、新築建物であれば、0.6以上であることが要求されます。

一般的な形態の木造住宅の場合、剛性率は0.6を超えることがほとんどであり、低減されることはめったにありません。

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