浮き上がり範囲をモデル化し、カウンターウェイト値を計算したものがCW1、CW2であるが、これは、全体的にデータが正確に計測されていると思われるNo.3試験体の押し載荷時のデータから、カウンターウェイト値と浮き上がり範囲を関係づける規則を見いだし、モデル化を行った。
No.3試験体の浮き上がり範囲から、梁の浮き上がりによる影響範囲を、
直交壁金物なしの場合・・・梁から2.4(m)まで
直交壁金物ありの場合・・・梁から1.8(m)まで
として、1つの梁に1カ所の柱の突き上げがある場合は三角形分布、2カ所に突き上げがある場合は長方形分布として、浮き上がり範囲を仮定して計算を行った(図31〜38参照)。
耐力壁線を基準に、耐力壁線間を等分割した浮き上がり範囲を考えた。(図39参照)
1つの梁に1カ所のみ柱の突き上げがある場合は、その1/2として計算した。