測定番号No.9については内部柱ということもあり、2F部分の重量や屋根重量、壁の曲げ剛性などの影響を考慮すると、ベランダ下部分の柱のようには柱カウンターウェイト負担面積を求めることは難しいと考えられる。
ここでは上部柱の位置と、No.9(変位計1)を取り付けた柱に取り付いている梁の継手位置などを考慮して、負担面積を算定した。
No.9を取り付けた柱を持ち上げたときに影響する2F床面積は、梁の継手位置までの長さや上部柱の位置から下図の範囲であると想定する。
※y方向梁について、変位計2の測定位置で梁の持ち上がりが測定されたので、上部柱が並んでいるラインまでではなく、梁の継手位置までの面積と考えた。
また屋根重量についても、同様の負担面積分の屋根重量が柱などを介して、柱カウンターウェイトとなると考えた。