光明寺 耐震改修工事3.調査概要− 3-2. 調査位置・状況− 3-2-3. 1階外観・内観及び壁調査状況

27 書院和室(2)西側

この西側に関しては、半分は開口になっているが、残りの半分は耐力要素である壁が設置されていた。
この耐力要素が、きちんと効くようにすればかなりの抵抗要素となるので場合によっては改修が必要になると思われる。

28 南側廊下 東

書院の出入り口にあたる箇所以外は耐力要素の壁となっていたが、下屋部分の水平構面がこの耐力壁線との緊結状態不良のため、この壁線が効果的に機能しない。

29 東側廊下 北

ほぼ全開口である事が見て取れる。 このように伝統的な住宅の作り方は庭に面して全開口になっている場合が多いので、非常に危険であるといえる。

30 北側廊下 西

北側の廊下であるので開口部は一部に見られるだけで、耐力要素がかたまっている。


 ©Tahara Architect & Associates, 2003