21・22と同様
この書院居室部分で唯一耐力要素がある北側構面であるが、上部・下部の接合状況を見た場合、必ずしも耐力要素として期待出来ないことがわかった。
この東側もほとんどが開口となっており、耐力要素の壁が全くない。 ただ、書院の小窓を耐力壁に改修すればかなりの効果は出るものと思われる。
22の反対側を見た状態である。 この和室8畳では、大きなタンスが襖を塞いでおり、出入り口の機能を果たしていないので、このタンスの幅の耐力壁を設けることが効果的と思われる。 また欄間も垂壁に改修しなければ欄間部分で力の伝達経路が切れてしまう。