調査した時点では2週間以上たっていたにもかかわらず、現場ではまだ行方不明者等の捜索が続いていた。
そのような情景でとった写真ではあるが、この写真の隠された真実が分かる人は非常に少ないと思う···
海水と泥と油と瓦礫やいろんなものが混じった臭いまたは現場での捜索活動は想像を絶するものがあった。
その中でも懸命の捜索活動をしていた自衛隊員をみて、感謝と誇りと勇気と未来への希望を確信した一瞬であったと思う。
最前線で活動された自衛隊員の方々に対し心より感謝を表します。
最後に、瓦礫と化した木造住宅を作る立場にあるわれわれ木造建築の関係者は、ここから何を学びそして何をすべきかを今後の建築に生かしていかなければ、こういった悲惨な状況がまた繰り返されるであろう···
建築とは表面のデザインだけでなく、このような非常時の防災を兼ねたものでありたい···
今回の大津波等により亡くなられた多くの方々に対し、ご冥福をお祈り申しあげます。