住 所 宇陀郡曽爾村太良路830
電 話 0745−98−2615
交通機関 名阪国道針ICから国道369線で約40km
近鉄大阪線名張駅西口から三重交通バス「山粕西行き」バスで太良路バス停下車徒歩20分(4月〜11月の土・日・祝日は名張駅発「曽爾高原行き」で曽爾高原ファームバス停下車すぐ)
施 設(日帰り) 食事処、休憩室クイックマッサージ、駐車場(150台) 
宿 泊 不可
泉 質 ナトリウムー炭酸水素塩温泉
適応症     不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 11時〜21時(最終受付は20時) 
定休日 毎週水曜日
入浴料金 平日(月〜金)大人500円 小人300円
休日(土・日・祝日及び指定日)大人700円小人400円
入浴施設 内湯男女各1(各源泉風呂有り)、露天風呂男女各1、サウナ
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 曽爾高原、曽爾高原ファーム、赤目48滝、室生寺、香落渓青山高原滝谷花菖蒲園
お土産・食事 お亀の湯及び曽爾高原ファームで何れも可
近くの温泉 みつえ温泉、奥香落温泉香落渓温泉、赤目温泉
曽爾村HP
曽爾村観光振興会HP
http://www.vill.soni.nara.jp/
http://www.soni.ne.jp/
雑記帳 日帰り温泉施設が相次いで誕生した曽爾村・御杖村の合併が検討されている様だが、何れの村名も歴史ある名前だ。少し長くなるが、単純に「曽爾御杖村」としてもらいたいものだ。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
曽爾(そに)高原温泉・お亀の湯 (奈良県)
所在地 : 宇陀郡曽爾村
温泉名 : 曽爾高原温泉
施設名 : お亀の湯 (入浴:2005.1.28)
古代史に凝っているとき、「地名は歴史の化石」といった言葉を見た記憶がある。奈良県はその「化石」の宝庫だ。古代に遡る奈良の歴史からすれば当然だ。曽爾(そに)の名前も古事記や日本書紀の仁徳天皇の條で登場している。
曽爾村は奈良県の東北端、三重県に接して、曽爾川流域の僅かな可住地に2,300人弱が居住する過疎の村である。村の大半を占める山地は室生火山群に属し、西側で村を隔絶する兜岳・鎧岳・屏風岩などの柱状節理の奇怪な形をした山塊は、国の天然記念物に指定されている。
また、東に位置する倶留尊山、亀山などの山麓に開ける曽爾高原一帯は秋のススキの名所として知られ、室生赤目国定公園に指定されている。
晩秋、渋滞に巻き込まれながら曽爾高原に出向いたが、太陽の光に当たって銀色の波となって輝くススキの原は見事だった。
曽爾村の最寄の駅は、国道369号線で17km離れた奈良県の榛原駅、368号線で20kmの距離にある三重県側の名張駅。
5年半ほど前、この不便な山村の村興しに向けて、曽爾高原ファームが建設され、地ビール工場と地元の食材を使った料理を出すレストランが開業した。
2004年12月23日、この地に新たな戦力が加わった。「曽爾高原温泉・お亀の湯」だ。
ここと隣村の御杖村に温泉がオープンしたことを連絡して下さったのは、サイトで知り合った仲間の方々。連絡いただいてからだいぶ時間が経ったが、1月の末、家内と愛犬とともに昼前に自宅を出発した。榛原を過ぎて間もなく雪に見舞われたがた幸い積もることなく、また心配していた道路は以前に降った雪がところどころで積もってはいたが、凍結はしておらず、2時間弱で無事到着した。
曽爾高原ファームの一角
標高894mの鎧岳(この写真は曽爾村観光振興公社のサイトから)
兜岳・鎧岳が眼前に迫ると温泉はもうすぐだ。
900m前後の鎧岳・兜岳が迫る高原を整地して建設さ れた曽爾高原ファームには、村の特産品を使用した食事処「すすきの館」、地元ビール醸造所で村の特産品も販売する「麦の館」などの施設がある。
その一番奥、小高い所にお亀の湯がオープンした。
階段を上って茅葺の門をくぐる。古墳から発掘された埴輪をモチーフにしたのかなと思ってしまったユニークでインパクトあるデザインだ。

館内は、県の特産である木材をふんだんに使っているため温もりが感じられ、休憩用の椅子が置かれたロビー、郷土料理コーナーや広い畳の休憩室が配置されている。

内風呂は、石の浴室と木の浴室があり、それぞれに露天風呂、サウナそれに源泉風呂が付属している。湯船全部が掛け流しに越したことはないが、湯量に応じた源泉風呂を造るのはとても賢いことだ。客が喜び、クチコミで噂があっという間に広がる。加えて来年出版される2006年度の温泉ガイドブックには、掛け流しマークがつく。
露天風呂からは、眼前に聳える鎧岳・兜岳が眺められ、素晴らしい景色だ。
湯はナトリウムー炭酸水素塩泉でいわゆる美人の湯。ヌメリ感がとても強く、浴後の肌がツルツル感じられる。強力な売物だ。この日も平日なのに多くの人が訪れていた。
尚、施設名は、村内に亀山という山と美人伝説のあるお亀池があることから由来している。
インパクトある茅葺の門が出迎える。
「木の浴室」、右側が源泉風呂。
奈良県でも有数の素晴らしい展望を持つ露天風呂。
奈良県の日帰り温泉では珍しい足湯。
一部