尻焼温泉・関晴館別館 (群馬県)
住  所 吾妻郡六合村入山1539
電  話 0279−95−5121
交通機関 関越道渋谷伊香保ICから国道353・145.292・405号線で約55km
上信越道碓井軽井沢ICから県道43・国道146・292・405号線で60km
JR吾妻線長野原草津口からJRバス花敷温泉方面行きで30分
施  設(日帰り用 特に無し、駐車場(20台)。
宿  泊 16室 料金は10、500円前後から(詳細旅館に問い合わせ・URL無し)
入浴時間(日帰り) 13時〜16時 予約不要  宿泊者は24時間 
定休日 年中無休
泉 質 カルシウム・ナトリウム・ナトリウムー硫酸塩・塩化物泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 大人 500円 
入浴施設 内湯男女別各1 露天風呂男女別各1 河原の湯までは徒歩3分
浴室備品 シャンプー・ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 野反湖、吾妻渓谷、草津温泉、白根山(湯釜)、志賀高原、軽井沢
草津から万座・志賀高原に続く国道292号線・志賀草津道路は、雄大な山並みを縫うように走る快適な高原ルート。途中、有毒ガスが発生して立ち入り駐車禁止の殺生河原、日本百名山の一つである白根山(コバルトブルーの湯釜が素晴らしい)、国道の中では最も高い「渋峠」を通過して行く、日本有数の大パノラマ山岳道路と言える(冬季閉鎖)
お土産・食事 近所に店舗は無い。
近くの温泉 花敷温泉・湯の平温泉・応徳温泉・草津温泉・万座温泉、沢渡温泉、川原湯温泉
六合村HP http://www.vill.kuni.gunma.jp/
雑記帳 草津温泉に行かれる機会は多いと思う。
車なら、草津から30分足らずでここに来られるので、2時間の余裕があれば是非お立ち寄りください。
また、人気の少ない早朝や夕方にゆっくりと入浴されたい場合は、ここの小さな温泉宿3軒か近くの花敷温泉(1km)で宿泊されることをお薦めする。、
所在地 : 吾妻郡六合(くに)村
六合村(くにむら)は、群馬県の最北西部にあって、長野・新潟の両県と境を接している。
六合と書いてクニと読むのは珍しいが、明治時代、草津村から分かれた6つの大字が合わさって六合村となった。
山間部、人口わずか1,900人余りの小さな村だが、神秘的な「野反湖」、貴重な高山植物の宝庫「芳ヶ平」及び「大平湿原」、若山牧水の「枯野の旅」の詩碑に代表される「暮坂高原」等々の自然美と、花敷・尻焼・湯の平などの温泉に恵まれている。

今回の温泉旅行は、東京の実家を出発し、福島県太平洋側のいわき湯湯本温泉に宿泊、那須・塩原(泊)・忠治(赤城)・川原湯温泉と北関東を回り、最終日にここにやって来た、
赤茶けた岩が転がる長笹沢川沿いに旅館3軒だけの秘湯・尻焼温泉
温泉名 : 尻焼温泉
尻焼(しりやき)という温泉名がなんともユーモラスだ。
ガイドブックには、「川底の石にかけて痔疾などなどの患部をひたし、治療したことに由来する」とある。
いずれにしても、河床から尻を焼くような熱い温泉が噴出していることから、この名前が付けられたのだろう。


尻焼温泉は、小さくて素朴な温泉宿が3軒だけの秘湯。

だがアクセスは容易で、草津温泉から東北に10km余り。
やがて行き止まりとなる国道405号線から県道55号線に乗り換えてすぐの所にある。
周囲は秘境の雰囲気が漂う山間だ。
しかし、道路は1.5車線ではあるもののがすれ違う車はほとんど無く、冬を除けば特に危険を感じることは無い。


温泉成分のためだろうか、酸化したような赤い石が転がる長笹沢川に架かる尻明橋を渡った先が、尻焼温泉名物の「川原の湯」だ。
長笹沢川の二つの堰の間が川原の湯。手前の緑色の屋根の下には、5〜6人が入れる半露天風呂がある。
施設名 : 関晴舘別館  (宿泊日:2006.4.4)
なんともユニークな名前の温泉だ。ここは、和歌山県の川湯温泉同様、横を流れる長笹沢川の河床から温泉が湧き出て、川がそのまま温泉になることで知られている
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
『日本秘湯を守る会」の会員旅館。
尻焼温泉の3つの旅館の中で最も大きい規模だが、部屋数はわずかに16室だ。
ロビーは、秘湯の宿らしい、いたって簡素な造り。
10畳の和室(T付)で広縁はない。炬燵が部屋の中央に!
館 内
宿泊料 : 平日2人1室 1人12,000円(税別)
片隅に「日本秘湯を守る会」のシンボルである提灯が吊るされていた。
関晴舘別館は、尻焼温泉の手前にある花敷温泉の関晴舘本館から長笹沢上流に向かって1kmほど先、小高い山々に抱かれたところにある・

部屋数が16室の小さな旅館だが、それでも3つの旅館の中で一番大きい。

広い敷地にL字型に建ち並ぶ赤い屋根の建物群は木造モルタルだろうか、秘湯らしい簡素な造りだ。

それぞれ男女別にある内湯と露天風呂は、すべてが自然湧出のやわらかな硫酸塩泉が掛け流しになって、湯船から流れ出ている。

料理は山河の幸を食材とする素朴な料理だが、家庭的な心のこもったものだ。
もとより大旅館の持て成しはなく、最低限度のサービスだが、川原の湯入浴と合わせ、宿泊料金がとても割安に感じられる一泊だった。
風 呂
風呂は文句なく素晴らしい。このクラスに多い、露天風呂は1つで混浴、ではなく、内湯・露天とも男女別。しかも10時で男女交代なので4つの風呂、いや、川原の湯を含めて5つの風呂が楽しめる。掛け流しの温泉は、透明で柔らかな硫酸塩泉。
料 理
煮物・鮎の塩焼き・コンニャクの刺身・くるみの茶碗蒸し・山菜の天麩羅など、地元の食材を使ったいかにも山間の素朴な夕食。
朝 食
大きさは若干違うが、きれいな自然石を敷いた内風呂
渓流が眼前と東屋のある露天風呂