ヨドコウ迎賓館(山邑邸)
ヨドコウ迎賓館へのアクセス・・・
阪急芦屋川駅より北へ徒歩5分
JR芦屋駅より北西へ徒歩15分
開館日:水・土・日・祝日
開館時間:10:00〜16:00(入館は15:30まで)
↑これは世界遺産ではありません。
灘の酒造家・八代目山邑太左衛門の別邸として設計された
F.L.ライトの作品です。国の重要文化財です。
設計年は1918年ですが、着工されたのは
ライトがアメリカに帰国した後の1923年以降なのです。
建設は弟子の遠藤新に任せています。

中は写真が撮れませんでした。
この設計依頼が、帝国ホテルの建設中に持ち込まれこともあり、大谷石を多用しています。
石は複雑に彫刻され、コンクリートの壁とひとつになり、ライトならではの美しい外観を作り出しています。
また、施主の強い要望で3階にはライトにとって初めての和室が3室設けられています。

 芦屋市を一望する丘の上のこの作品は、傾斜をうまく利用し、斜面と一体となって建てられております。
全体で4階建てになる建物は、丘の傾斜に合わせ階段状に階を重ねているため、どの断面を見ても1階
あるいは2階建て。複雑なつくりになっています。
 
門から玄関口までは結構距離があります。
写真左→車寄せ。奥にベンチがおいてあって、高台なので風が通り気持ちが良かったです。
写真右→出入り口。
↑2階の応接室のバルコニーより。
↑4Fパラペット部。
写真左→芦屋川辺りから山邑邸を見る。森の中です。
写真右→行きは気付かなかったが、帰りに看板を発見。
近代建築の巨匠が設計した建物を観るのは
初めてでした。
やはり違うとな思いました。(何がと聞かれたら困るが。)

現在は使い勝手はともかく、斬新なデザインの建物が造られてきていて、
人はそれを普通に受け止めていますが、当時にこういった建物を設計し、
認められたということがすごいなと思いました。