環境班
環境班・ハゲ山係
瀬戸市における環境の視点からのハゲ山
はじめに
今世紀初頭、皆伐された庄内川、矢作川の上流の山に禿山が広がっていたことがしられている。現在、その多くは植林され、緑の山が戻ってきているようにみられる。ところが、一歩、山に入ると「緑の砂漠」という状態が蔓延し、さまざまな問題点が指摘されるにいたった。
今回の研究においては、以下の項目について、巡検地である瀬戸市を例に考察する。
T:瀬戸市の自然
@地質
A気候
B現在の森林植相
まず、瀬戸市の自然環境を概観する。
U:ハゲ山の歴史
@全国におけるハゲ山の歴史
A瀬戸市のハゲ山の歴史
B海外の例
この項では、なぜ瀬戸市に禿山が見られるようになったのか、歴史的に見る。また、それを理解するために、三大禿山の残りの2ヶ所、滋賀県、岡山県をメインに海外の例も考察する。
V:ハゲ山の問題点
@治水・利水からの問題点(災害)
A陶業・林業の問題点
B景観の問題点
C海外の例
この項では、禿山がどのような問題点を生態系、産業、環境に影響を与えるのかを考察する。
W:その対策
@国・自治体レベル
A市民活動
B海外の例
本研究においては、この項をメインと考えている。
昨今、河川法、環境基本法が抜本的に改正され、国レベルでの法制上の整備は進んできていると考えられる。ところが、国主導で計画されているため、自治体との整合が取れていない点が多い。まず、この点を整理、検討したい。その後、急に盛り上がってきている市民活動を2〜3例上げ、その活動の目的、意義、活動方法を紹介したい。また、行政と市民と研究者の役割についても研究する。できれば海外の例(特にドイツ)も含めたい。
X:おわりに
適当にまとめる。
Y:展示について
@自然のパネルが2枚。
手書きの地質、気候、植相で1枚。解説で1枚。
A禿山の歴史が写真をメインにパネル2枚から3枚。
A4サイズくらいの写真を10枚くらい。各々の解説を記入。
B禿山の問題点につてはパネル1枚。
展示としては難しいが、現在の採土場の写真や森林の現状を写真にできれば…。
あとは解説文。
C対策についてはパネル2枚。
昨今の行政の指針の変更点を分かりやすく簡単に解説する。
国、自治体、市民活動団体のパンフを用意し配布する。
環境班(山):澤