蛙飛び行事〜世界遺産登録記念(吉野)
今年は灼熱の7月7日。世界遺産登録決定から間もない吉野・蔵王堂の蛙飛び行事の模様の写真です。左下は休憩中の蛙を乗せた御輿。今日はほんとに暑かった(>_<)。右は七夕の笹。「祝 世界遺産」の短冊が見えます。右下は、玉子のパックで作られたカエルの飾り物です(^^)
こちらは子ども御輿です。御輿の上にカエルの着ぐるみを着た子どもが乗り、御輿を子どもたちが引っ張っています。一番前で大きなうちわを扇ぐ子どもたちも汗だくになってがんばっています。
一方、こちらはメインの大人の御輿です。若衆達によって担がれた御輿は、さすがに迫力があります。この御輿、最後は蔵王堂の仁王門の階段を駆け上がって蔵王堂の境内にやってきます。
蛙跳び行事は、修験道の寺、金峯山寺(蔵王堂)でおこなわれる修験道の行事で、正しくは蓮華会といいます。仏の力を軽んじたために蛙に変えられた人間が、仏に罪を悔い改めたところ、蔵王権現の力で人間に戻ることができた・・・というお話を行事にしたものです。
法要の前に、蓮の花が飾られます。この蓮の花は、修験道の開祖、役小角(えんのおづぬ)の母の出身地で、彼自身も産湯に浸かったと伝えられる、大和高田市奥田の池で、この日の早朝に刈り取られたものを吉野まで運び、仏前に供えます。
外国人の行者さんもおられました→
蔵王堂の前にあらわれたカエル
本堂に向かって飛び?(歩き?)始めました。
仏の前で悔い改めると(写真左)、人間の姿に戻りました(写真右)。めでたし、めでたし(^^)。
「Photo Index」に戻る
「Topics '04 July」に戻る