〜 MAY VERSION '98 〜

 

滝谷花しょうぶ園(奈良県)

 

 

風薫る5月、青葉輝くころとなりました。

 

 この5月15日には、「京都三大祭」のひとつである“葵祭”が行われます。爽やかな初夏の気配に包まれる、五月の京は、きらびやかな王朝行列によって彩られる。悪天候が続き疫病が流行した際に祭礼を行ったのが始まりとされている、飛鳥時代から続くお祭りです。

 きらびやかな貴族装束を身にまとった総勢約500名の雅な王朝行列「路頭の儀」は、10:30に御所を出発。丸太町通り、河原町通りを経て葵橋を渡り、下鴨神社には11:40に到着します。

 13:30からの「社頭の儀」の後、行列は14:00に下鴨神社を出発。下鴨本通り、北大路通り、賀茂街道を経て、御薗橋を渡り、そして15:30に上賀茂神社に到着します。

 

 そして、もうひとつ。奈良の5月の風物詩と言えば、これである。“唐招提寺のうちわまき”。毎年5月19日に行われるものであり、金堂と講堂との間の鼓楼で催されている。唐招提寺の中興の祖・覚盛上人の高徳をしのぶ行事で、14時から舞楽の奉納が行われ、うちわまきは16時から。約3000本のハート型うちわがお供えの餅といっしょにまかれ、このうちわを授かると魔除けになるといわれ、参拝者たちが争って拾うのである。

 

 

     

TOPに戻る