〜 APRIL VERSION '98 〜

サクラ前線北上中!

待ちに待った花見シーズンの開幕です。

関西にも桜の名所はたくさんあります。そして桜の種類もさまざま。3月下旬には咲く「ヒガンザクラ」、開花宣言の基準ともなる代表的な桜「ソメイヨシノ」、垂直に垂れ下がり薄紅色の花を咲かせ満開時にはより白くなる「シダレザクラ」、香りが強く他の桜よりも遅れて咲く「ヤエザクラ」など、また和歌にも多く詠まれ、新葉とともに花を咲かせる日本の代表的な桜「ヤマザクラ」などなど、ほんと種類もさまざま。

 

 ここ奈良でも桜の名所はたくさんあります。大和郡山市の【郡山城址】もそのひとつ。郡山城址一帯に植えられている桜は、豊臣秀長が郡山城に入城された時に、多武峰の桜を城内に移し植えられたのが初まりであり、ソメイヨシノなど4種を中心に約800本の桜が、天守閣跡を囲むように咲き誇ります。ライトアップされ、もちろん宴会もOK。またとくに、ぼんぼりで浮かび上がる夜桜は幻想的で素晴らしい。4/1〜15には、お城まつりも開催され、祭り気分で盛り上がれます。皆さん、ぜひお越しを!

▲ 郡山城址

 

▲ 大野寺

 もうひとつは、穴場的存在でもある宇陀郡室生村の【大野寺】。大野寺の境内に咲くシダレザクラはなかなか見事なもの。川向かいの岩壁には高さ11.2mの大きな磨崖仏があり、桜越しに右へ歩き出すような姿をされた石仏が確認できる。

 またこのほか、榛原町の【仏隆寺】。ここでは県指定天然記念物である樹齢900年のヤマザクラがひそかな人気を呼んでいる。門前にある根回り7mもの桜の古木はたとえようのない美しさ。

 

     

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