~ FEBRUARY VERSION '98 ~

 

立春とは名ばかりの寒い風に身のすくむ毎日です。

しかし店頭にはそろそろ春物がお目見えし、早春の

花も蕾をつけ始めています。

 

  

 大和の国の梅の開花は総体におそいといわれます。内陸性の気候から、冬の寒さはひときわきびしく、そのために春の訪れも遅れがちです。梅の季節。今年の春は早いでしょうか。

 

【月ヶ瀬梅林】月ヶ瀬村(奈良県)

 月ヶ瀬湖(名張川)の渓谷から山合いにかけて、見事に咲き誇る一万本の梅の花。月ヶ瀬の春がそこまできています。梅の名勝地として開花時には20万人の観光客で賑わう月ヶ瀬村。2月から3月にかけて「梅まつり」が催されます。

 

【賀名生(あのう)梅林】西吉野村(奈良県)

 南朝の史跡も数多く残されている賀名生の里。北曽木の丘陵を2万本の梅がおおいつくす賀名生梅林。梅の花が白くたなびく雲海のように咲く見ごろは、2月下旬から3月下旬。早春の山里が、華やいだ雰囲気に包まれます。

 

【北野天満宮】京都市

 例年2月上旬~3月中旬には境内梅苑が特別公開され、約50種・約2000本の梅の木が見ごろになります。2/25の梅花祭では上七軒の芸妓さんたちが総出で接待をしてくれる野点大茶湯が行われます。

 

     

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