【妙高高原・MSPスキースクール】

 '96〜'97シーズン所属していたMSPスキースクールは、妙高高原杉ノ原・国際スキー場(新潟県)にあるスキースクールで、ここでは主にツアーの一般客の指導にあたりました。このシーズンは暖冬・雪不足で、年が明けてからはまだ雪も降り始めましたが、年末までは雪が少なく前面滑走できませんでした。しかしそれでも、妙高高原はまわりに比べるとまだ雪が多い方だったようです。

 

 ここではツアー客ということで、だいたい1レッスンの人数は少なくて2〜3人、多くても7〜8人程度。平均すると5人程度かな。昨シーズンの修学旅行生に比べるとかなり少ない。

 

 妙高高原スキー場の特徴は、何と行っても最長滑走距離が8,500mというスケールの大きいこと。これはなかなかレッスンするにしても、練習するにしてもやりやすい。ちょっと滑っただけでリフトに乗らなければならないっということがなく、レッスンがいちいち途切れないのである。

 ただその反面、リフトに乗っている時間も長かったりもするが・・。吹雪の日などは寒いんだな〜これが。リフトに乗っても寒くて会話もせず固まっていることもよくあったりする。しかしフード付きリフトもあるので、大丈夫である。

 

        

  

 ロングコースというのは、スピードを出して爽快に滑れるといった意味でも気持ちの良いものである。8,500mを一気に滑り降りるというのはなかなか(っというかマジで!)体力のいることだが、結構いい練習にもなる。ちょっとぐらい疲れている方が、余分な力が入らずよけいにきれいに滑れたりすることもある。レッスンではさすがに一気に滑り降りるようなことはしないが、スピードを出す、スピードに慣れるということは(っといっても“暴走”ではないよ、念のため)絶対に必要なことなのだ。

 慣れないとスピードが出ると、とっても恐い。しかし実はゆっくり滑る方が難しいのである。‘ごまかし’がきかないからである。ある程度のスピードに慣れた方が上達も早いのである。でも、暴走は危険だよ。(笑)