基礎スキーと聞いて皆さんはどのようなスキーを想像されるでしょうか。基礎スキーというのは、オリンピック等で見られるようなアルペン(大回転や滑降etc)などのスピードを競うのではなく、滑る技術と美しさを追求するものです。もちろんお互いにそれぞれの要素が組み合っており、全く別のものではありませんが、それが大きな違いなのです。

皆さんもご存知のことと思いますが、一般にバッジテストと呼ばれる基礎スキー技能検定。これはまさに基礎スキーそのものなのです。各級ごとに検定種目が定められており、当然級が上がるごとに難易度も上がります。もちろん私自身も検定の級取得のために練習に励んできました。

そして、昨シーズンに私も念願の「SAJ基礎スキー技能検定1級」に合格することができました。私自身関西に住んでいるためスキーには条件的に適しているとは言えず、練習するにはなかなか厳しいものがあったりもします。暖冬といわれるように雪不足であったり、またシーズンものであるため、一年中練習したりすることはできません。また検定等を受ける機会も限られてしまうため受けられなかったシーズンもあり、したがって1級合格というのは、非常にうれしいものでした。

 

 ちなみに1級の検定種目は、パラレルターン大回り・パラレルターン小回り(ウェーデルン)・ステッピングターン踏み蹴り・パラレルターン規制・総合滑降の5種目です。数年前に教程が大きく変わり、求められる滑り方、滑る種目等が大きく変わりました。現在の滑りに求められるのは、カービングという言葉に代表されるように切れるターン、流れるスキーでしょう。