下図の軸組モデルを参考に、算定式①・②をもちいて、柱頭・柱脚金物の検討をおこなう。
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N=A1xB1-L
=2.5x0.8-0.4
=1.6 ∴2階A柱柱頭へ(ほ):羽子板+ZS50釘
(柱脚は通し柱なので不必要)
N=A1xB1+A2xB2-L
=4.0x0.8 +2.5x0.8-1.0
=4.2 ∴1階A柱柱脚へ(り):HD金物2.5t用
(柱頭は通し柱なので不必要)
N=A1xB1-L
=2.5x0.5-0.6
=0.65
∴2階B柱柱頭・柱脚へ(ろ):長ほぞ込み栓又はCPL金物
N=A1xB1+A2xB2-L
=4.0x0.5 +2.5x0.5-1.6
=1.65 ∴1階B柱柱頭・柱脚へ(へ):HD金物1.0t用
※胴差を介して1階B柱柱頭と2階B柱柱脚に、HD金物1.0t用が取り付き、2階B柱等の柱脚部はN=0.65以上の接合方法となる。(図へ参照)
長ほぞ込み栓又はCPL金物は省略する。
N=A1xB1+A2xB2-L
=(2.0+0.5)x0.5 +2.5x0.5-1.6
=0.9
∴1階C柱柱頭・柱脚へ(は):CPT金物又はVP金物
N=A1xB1-L
=2.5x0.8-0.4
=1.6
∴2階D柱柱頭へ(ほ):羽子板 +ZS50釘
2階D柱柱脚へ(ほ):短冊金物+ZS50釘
N=A1xB1+A2xB2-L
=0.0x0.5 +2.5x0.8-1.6
=0.4
∴1階D柱脚へ(ろ):長ほぞ込み栓又はCPL金物
1階D柱柱頭へは、2階D柱柱脚部の仕口が取り付き、(ろ)同等以上の仕口になっているので省略する。(図ほ その2参照)
N=A1xB1-L
={5.0―(2.0―0.5)}x0.5-0.6
=1.15
∴1階E柱頭・柱脚へ(に):羽子板ボルト
N=A1xB1-L
=5.0x0.8-0.4
=3.6
∴1階F柱頭・柱脚へ(ち):HD金物2.0t用