計測対象となる隅角部・外側柱・内部柱等の柱の柱脚部より1m程度の高さの位置に、ホールダウン金物(HDN2.5t用)を逆に取り付け、その下に荷重計と油圧ジャッキを設置し、持ち上げる。
変位計は持ち上げる柱(変位計1)と持ち上げる柱に取り付くX方向梁・Y方向梁の半間〜1間半程度の範囲に設置する(変位計2〜変位計4)。
柱を徐々に持ち上げ、その時の荷重と柱の持ち上がり変位、及び持ち上げる柱に取り付くX方向梁・Y方向梁の浮き上がり量(梁と床との相対変位)を測定する。
この荷重は、柱を持ち上げる際の上からの押さえ込み荷重抵抗であるので、これが柱カウンターウェイトとなる。
実験から得られた荷重(実際の柱カウンターウェイト)と算定した長期軸力との比較を行う。
このとき、柱の持ち上がり変位と荷重を2.5mm、5mm、10mm、20mm、30mmの各測定点における負担面積の移り変わりについて検証する。