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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション 

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〜つれづれなるまるこ〜blog/essay

8.配線も含めた線のことについて


 

最近、スピーカーとパワーアンプの間のスピーカーコードやプリアンプとパワーアンプを接続する線により音が変わると言われる方が多く、高価な色々な線を扱っている店舗もあるようです。
趣味の世界なので、その点は楽しいだろうと思いますが、少しその原因についてお考え頂くことも必要 ではないかと思います。

いささか古い話で恐縮ですが、今から35〜40年ほど前に、私の店にお客様自作の線(人間の手首程もあるもの から、空間部にガスを封入されたもの等々)のインピータンスや周波数特性の実測を頼まれて、多くの測定をさせて頂きましたが、その時何故かブリッジ(インピータンスやインダクタンスや容量を計る為 の測定器)の電池の減りが早いのです。
後で気づいたのですが、低いインピータンスを計りすぎたのだと判りました。

その時、他のお客様が持ち込まれた芯線400本の各線エナメル線(独立400本)と0.75m/mの平行ビニ ール線を高域にL.R.にそれぞれ接続してその差を聞きたいとの事でした。
視聴結果は、それぞれの差は確認する事が出来ませんでした。正確に表現するとすれば、感知できる事 が出来ないほどの差でした。

両端の400本のエナメルを剥離剤で剥離して半田付けをする作業は大変です。
結論は、アンプさえ良いものであれば線による差は仮に生じたとしても、判別できるほどではない。
要するに少しのリアタンスの負荷が変化した事で判る程の差を生じるのはそのアンプに問題があるのだ と判りました。


私は、配線用の線材も太さより短さ、それと配線しやすさと言う点に重きを置いています。
線の硬さにより半田付けがそのテンションにより取れると言う様な事故は一度も生じておりませんので。
(2013.03.10)









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