〒583-0036 大阪府藤井寺市恵美坂1丁目4−4
携帯端末(スマートフォン)サイトはこちらです
年末や新春などのテレビを観ますと芸能人のランクチェックと言うような番組が放送されています。
ご存知の方も多いと思いますが、簡単に説明しますと五感を使って価格の高いものと安い物を当てるというゲームです。
その正答率にから、芸能人の方々のランクをつけると言う物で、司会者の方々も同様にすべてチェックを受けます。
私も好きでこの番組を良く見ているのですが、味覚と嗅覚を使うもの(食品・飲み物)等はテレビを通じては分かりづらくいのですが、聴覚のテストだけは、私のような仕事に携わっておりますと、ついつい身を乗り出してしまいます。
良くある例としては、普段目にすることのできない何億と言う高価な楽器と同じ楽器でも初心者用の物との比較などが多かったのですが、その場合は、わざわざ両方の楽器を聴き比べるまでもなく、どちらか一方の音が演奏されれば、テレビについているような廉価なスピーカーを通してでも(高価なものか初心者のものか)言い当てる事ができます。
それを専門にしているから、判るのが良いというわけではありませんが、残念ながら分野は違えど、同様に音楽を専門の職業にしていらっしゃる方々が、間違われるというのは、残念に思われます。
そのような方々は、ほとんどの場合、それ相応の講釈を仰られるのですが・・・
同じ様な事がオーディオ界でも一昔程前から生じているように感じております。
音を趣味としていらっしゃるマニアと称される方々も、実は音に対して良く分かってらっしゃらないと言う事を知りました。
そういった方の多くは、「音を少し聴いたら判る」と仰られます。
やはり、この音は何が原因で、良し悪しは別として、再生、音場を発生させているのか分からなければ、音の仕事は出来ないと感じております。