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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション
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〜つれづれなるまるこ〜
blog/essay
6 真空管の寿命とアンプについて
真空管(以後は球と書きます)の寿命も当然ある訳で、それで、ソケットに挿入して交換できるような構造になっています。
球は電圧が比較的(石=トランジスターに比べて)高いので、仮に多少接触が悪くても問題が生じにくい上に、半田付けができるので、大変便利ですが、それ程頻繁に交換せねばならないのかという事になります。
球の寿命は出力管と整流管で約3500時間、電圧増幅管で約5000時間とされています。
では、寿命とは何かですが、新品の時の増幅度が(メーカー毎の規定は多少差があるとは思いますが)80%になった時とされています。
毎日1時間使用して、出力管、整流管で約10年。増幅管で約14年程度となります。
通信機や測定器などでそうなると大変困りますが、オーディオでは別となり、それほど困ることはありません。
オーディオでは、歪、ノイズ、周波数特性を良くする為に、負帰還(NFB)をかけて、これらの特性を向上させます。
10倍の増幅率の球2個で
10×10×1/10=10倍
の増幅を得ます。
それ故、1本の球に2個分が入っている双三極管が多く使用されます。
仮に、増幅度が80%になっても1/10で使用しているので、余裕十分です。
歪が0.1%なのが0.12%になっても耳では分かりません。
それに、球の試験はその球の最大定格で行われます。使用時に、定格の1/20程の損失で使用すれば少なくとも10倍は持つと思われます。
それ故、出力管でも100年、増幅管なら150年は使用でき、私の製作したアンプ類の球の交換は(割らない限り)無く、一度も交換の必要は生じてません。
球のO.T.L.でも全く同じです。(2013.2.26)
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