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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション
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〜つれづれなるまるこ〜
blog/essay
5 球か石か
現在、球(真空管:以降「球」と記載します)に再び人気が出てきたようで、大変高価な製品も多いようです。
それに引き換え石(トランジスター:以降「石」と記載します)は少し差をつけられてしまったようで、何だか少し可愛そうな気がします。
また、球でないと音でないような感じに受け取られている風潮も見受けられます。
ここで少し考えて頂きたい点は、今から40〜50年前までは球しかありませんでしたが、それで、
そんな素晴らしい音場や再生が得られていたのうだろうかと言う事です。
それで、石が出た時、皆して飛び付いたと思ったのですが(今のお若い方々には昔話になってしまいますが・・・)。
球の利点はと申しますと
●真空管を電子が通るので、石よりは信号が悪化しにくい
と言う点のみで、その他につきましては、石の方が性能が上でしょう。
その一方で、石の利点は
@ ヒーター回路が不要
A OTL回路が無理なく組める
B @の関係で消費電力が少ない(エコですね)
これらの利点は、お互いの欠点となる訳で、両者を比較する際に
製作費の予算やその他を一切考えずにただ最高の音質のみを求める場合は、球で作ったアンプが勝利するでしょう。
しかしながら、一定の(もしくは限られた)予算で、両者を製作するとすれば、必ず石が勝利します。
無論、その際には、球の高電圧、低電流動作、石の高電流、低電圧動作を充分知った上で、その特性に合った使い方
(スピーカーを駆動するという点とその特性に合わせる工夫等)をプリアンプ、パワーアンプにおいて正しく設計するというのが前提でありますが。
そのようにすれば、石か球か分かるような音場にはなりません。(2013.02.23)
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