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〜今回はオーディオの製作に関する事について書かせて頂きます〜
製作に当たって主に心がけている点は、真空管・トランジスターに関係なく、全数の増幅度のチェックを行います。
これは、複数個を並列で使用する際に必須な条件で、例えば真空管のO.T.L.パワーアンプ等の製作には一番大切な事と考えています。
球のGmと一定バイアス時の電流の両方を合わせ、しかも各球の無信号時のアイドリング電流を各個のバイアス調整で完全に一定値に合わせ、複数個の球が一本であるかの様な動作にしてやれば、まさにパワーアンプを感じさせない音になります。
トランジスターを使用する場合は、hfe(増幅度)だけでなく、VCE(コレクター・エミッタ間電圧)も測定し、耐圧テストもする必要があります。
出力用等の大型のTrには本体に記入し、小型は一定のランクで小分けして使用します。
ダイオード(整流用)も逆耐圧を全数しておりますが、他に一定の耐圧のランクを定め
10〜20個程度を測定し、全数が、楽々通過したような場合は、そのランクの耐圧は全部OKとして、その範囲で使用している品もあります。何しろ1000個以上ありますので、手抜きしておりますが、まだ1個の不良も生じておりませんので、良い事にしております。
その他、心掛けている事は実に多岐に及びますが、今回はほんの一部について、申し述べさせていただきました。(2013.02.05)