超音波レコード洗浄機（レコードクリーナー）の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション
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～つれづれなるまるこ～blog/essay
20.回路の守護者ヒューズについて
昔は、ヒューズが不揃いの関係なのか、スペアーヒューズがアンプ等に付属品としてついて来たことがありました。
現在は、品質の向上により、この様な事は無くなりましたが、我々には、まだ昔の名残が忘れられない様です。
現在のアンプやCDプレーヤー、カセットデッキ、チューナー等々でヒューズ端子が外部に設置され、すぐに交換出来る様な物は無い様です。
ヒューズの品質は相当なもので、定格以内で電流で焼損する品は殆どないのではないかと思います（全てを調べた訳ではありませんが）。
それ故簡単に交換されない様に内部に設置されて居るのだと思います。
一時期パワートランスに温度ヒューズが組み込まれた品が多くなり、ヒューズの代行をしたのですが、トランスの損焼は防げてもその後トランスが使用できなくなり、これは困ります。
ご存じと思いますが、ヒューズは定格以上の電流が流れると切れる事により、回路のダメージを出来る限り守る為に設置するものです。
切れた時、ヒューズの問題とばかり交換して再作動させると、折角1～2のダメージが6～8にもなる可能性が生じます。
2度続けて切れたら、流石のご本人もヒューズの不良とは思われずご納得されるのですが、アンプの方は納得しないのです。その点をお考えくださって、わざわざケースを開けてまでヒューズの交換と再作動するのは、お控え下さい。
簡単に交換できない様な構造には、それなりの理由があるという事です。
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