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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション
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~つれづれなるまるこ~
blog/essay
19.真空管ヒーターの直流点火について
オーディオアンプを真空管で制作する場合に高圧小電流のB回路とヒーターの点火(AC.DC)が必要で、特にヒーター回路は低電圧で大電流が必要となります。
+B電源は多くても普通は200~300mAの電流容量で有る上に、フィルター回路のお世話になるので、仮にリップルが多くても、また電圧計の表示が多少実効値と異なっても、多少の出力電力の差が生じるだけでほとんど大した問題にはなりません。
しかし、ヒーター回路を直流で点火(特にプリアンプなどはノイズの関係で)されるときに問題が生じます。
少なくともA(アンペア)単位の電流を流す時、ブリッジ整流と2,000μF程度の電源ではリップルが多すぎて、直流電圧計での表示は正しい値を示さないのです。
これは、クワードのプリアンプの修理の時に判った事ですが自作の方のクワード(2台の修理)で実効値の差が音となって出たことがありました。本体はAC点火、自作はDC点火でした。
直流電圧計の値がまずい場合はどうすれば良いかは次の2方法があります。
1.ACで点火したヒーターと同じように光るまで、メーターに関係なく電圧 をあげる。
2.オシロでリップルの波高値を測り、その3分の1を直流部に加算して決め る。
大変らんぼうな方法ですが、正確に示さない直流計(メーターの責任ではないと信じる)よりはるかに秀でた方法と思います。
リップルの大きな電圧を一部が直流だからと言って、直流計で測定するのが問題なのだと言えると思います。(2013.11.5)
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