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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション
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~つれづれなるまるこ~
blog/essay
14.マルチ方式について
マルチ方式とは、アンプ、スピーカー共にマルチとする方法と、ネットワークを使用して、スピーカーをマルチとする方法があります。
位相とダンピングの犠牲を生じるスピーカーマルチは別として本来の方式について申し述べます。
マルチ方式のメリットは、IM歪(混変調歪)を少なくするのが目的で、その帯域に合う口径のスピーカーが選べるというのは主目的ではありません。
デメリットは、分割チャンネル数だけのスピーカー、アンプ、それに位相差の少ないチャンネルデバイダーが必要な事です。
それと、帯域をできるだけ均等に分割する様に考慮する必要があります。
スピーカーマルチでよく有る点は、3CH、4CHと言っても、38cmものウーファーが中音域(5オクターブ)まで受け持ち、中音、高音が味付け程度についているシステムをよく見ますが、特性上好ましいことでは無いと思います。
それと、使用周波数の帯域に制限の有るスピーカー(特にホーン型に多い)は、上記の分割にも不合理が生ずる上に急に入力をカット(特に低域側)する必要があり、位相の点でも問題です。特に音楽では、ダイナミックレンジが広く、OCT/12DBで切ったつもりでも、+12DBの入力は楽々入ります。その時はフラットな入力が入ったのと同じになり、歪みのもとになります。
それ故、ホーン型はマルチには向いていないと思っています。
(2014.07.01)
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