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超音波レコード洗浄機(レコードクリーナー)の作成、各アナログオーディオ機器の作製、改造、オーディオ機器修理 タフ・コーポレーション 

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~つれづれなるまるこ~blog/essay

13.スピーカーについて



以前にも、少し触れましたが、スピーカーについての当方の考え方について申し述べたいと思います。
オーディオでは、その音質を決める比率は、スピーカーが80%程とされていて、私もそうなのかと思っていた時期がありました。
現在では、その様に思っていませんが、一般の方々でもそうお考えになられている方が多いかと思います。
 例えばピアノで申しますと、日本でよく聞くヤマハとカワイの場合、楽器にも関わらず、音質がずいぶん異なります。それの差と同じことがスピーカーには存在します。
 
 趣味の世界なので好みの問題でも良いのですが、良いシステムでスピーカーをドライブする音色の差より、生の楽器の臨場感が得られるのと、そうで無いのとでは、缶詰と生の差が出てきて、音色の差は気にならなくなります。
 私はスピーカーはどんな物でも良いと言ってしまうことがありますが、これには次の条件を満たす必要があると考えています。

 (1)等価質量(Mo)が20gまでの品。(特にツィーターは重要)
 (2)磁気回路の設計がちゃんと出来ている事。
               (強力より変化しない事)
 (3)エッジにスポンジやウレタンを使用せずに紙であること

以上のことを大体の主眼点にしています。

(1)は38㎝のウーファーなど見た目には低音が出そうに感じますが、レスポンスカーブをご覧いただけたらお判りのように16cmのものと大差なく、何より200g~300gのMoは困ります。
(2)は一時流行したフォーンユニットの磁気回路の悪さでドライバーも吸着出来ないのによく出会ったもので、変化の少ないフェライトマグネットが良いと思っております。
(3)はこれおも経年劣化でボロボロになるもので、初期性能より変化しにくい紙が良いと思っております。(5年ごとにスピーカーを交換するのでなければ)
この(1)~(3)を満たしていれば箱に入ってない様な品でも十分だと思います。
(2013.06.10)

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