蓼科温泉から奥飛騨温泉郷へ
2003.8.27(水)〜28日(木) 

8月23日、奈良から東京へ移動、24日、入院中の父親の代参で、栃木県宇都宮近郊の墓参り。奈良へは、信州で一泊して帰ることにした。ルートは信州から奥飛騨への横断コースを取った。

1日目
(8月23日午前8時30分)奈良県生駒市発→東京・目黒区の実家(栃木県の墓参り)→実家9時出発→中央自動車道・高井戸IC→勝沼IC→国道20号線→一宮町(ぶどう買物)→国道20号線→茅野市→県道17号線・国道152号線などで周辺ドライブ(雨が降ってきたので観光切り上げ)→蓼科湖→蓼科温泉(泊)

2日目
蓼科温泉(9時発)→白樺湖(観光)→ビーナスライン・県道67号線→松本城(観光)→国道158号線(安房トンネル)→国道471号線県道475号線→新穂高温泉(入浴)→県道475号線・国道471号線・県道89号線→高山→国道158号線→東海北陸自動車道飛騨清見IC→一宮JCT→名神高速他→生駒市自宅(午後7時30分帰着)
全走行距離:1.513km
東京へ
蓼科へ
白樺湖 ・ビーナスライン・松本城
8月23日午前8時30分自宅発、今回は中央自動車道を取ったので、諏訪湖SAで3度目の休憩。
ここは眼前に諏訪湖を見下ろし素晴らしい景色だ。いつもの通り土産に野沢菜のワサビ入り漬物を買う。
東京・高井戸ICから直接入院中の父を見舞う。長い入院だが術後の経過は良好。退院の目処がついて休心。
翌日、父親の代参で,栃木県へ墓参り。
(上の写真は別の時期に撮影)
8月27日、帰途へ。中央自動車道に乗ってから、父親の回復に安心して、急遽、信州で一泊することにし、リストアップしていた旅館から、蓼科温泉「小斉の湯」に電話したところOK.。
中央自動車道勝沼ICで下りて、国道20号線で一宮町に向かう。この町は日本一の桃の産地。
ところが桃が時期を過ぎていたので、目の前でもぎ取られたブドウ(巨峰)を二箱購入する。そこから国道20号線で蓼科に向かう(80km)
蓼科周辺をドライブ。叔父の別荘に泊まったとき、イングリッシュガーデンや女神湖周辺を観光していたし、おりから雨も降ってきたので、3時過ぎに「小斉の湯」にチェックイン。蓼科湖のほど近くにあるつつましい建物で、家庭的な雰囲気。宿泊料は13,000円だった。
蓼科温泉(小斉の湯)
部屋食・鴨鍋がメイン。(もう箸つけてます)
蓼科温泉は古くから別荘地として開けた蓼科高原に湧く。これに滝の湯・親湯などを含めて蓼科温泉郷と称する。宿泊施設は20軒程度。
露天風呂は旅館の裏山に5ヶ所あり、屋根のついた吹き抜けの廊下を上って行く。下のほうが混浴、上部が女性専用で貸切露天風呂もある。
内湯は信州では珍しいPH3の酸性泉、掛け流しの風呂だった。
2日目
茅野から白樺湖(上の写真)、霧ヶ峰、美ヶ原まで、八ヶ岳連峰を視野に入れながら雄大なパノラマ風景を満喫できる。右の写真は、ビーナスラインから白樺湖を眺望。
翌朝、今日は奈良まで400km以上走らなくては、と覚悟しつつ、旅館前の県道192号線で北上、スズラン峠を越えて、日本100名山の蓼科山(2,530m)の南麓を通って白樺湖に出る。湖岸を愛犬・アルを連れてしばらく散策後、ビーナスラインに乗って松本に向かう。八ヶ岳を遠景に、車山高原、これまた100名山の霧ヶ峰山麓、八島ケ原湿原などを次々に通過する。高度は高いがゆったりとしたカーブが続くので、運転しながらでも眼前の雄大な景色を楽しめる。美ヶ原は以前に行っているので、扉峠で県道67号線に乗り換える。かなりのヘアピンカーブが続くが危険な道ではない。途中、左手に行ってみたい「扉温泉」への道標が出るが通過、道が次第に緩やかになって松本市内に入る。
閑話休題
運転しながら、ビーナスラインと名付けた理由をなんとなく考えていた。そのとき、閃いた。少し前まで古代史に凝っていたとき、図書で見た国宝の土偶「縄文のビーナス」だった。日本の国宝の中で最も年代が古く、5千年前のものと推定されている。
これが確か信州で発見されたはずだ。帰ってからさっそく調べてみた。
正解!
発見されたのはビーナスラインの始点、茅野市内だった。これがビーナスラインの謂れ、ということは確認していない。
果たして正解か?
ビーナスラインの由来
国宝 縄文のビーナス
(写真はレプリカ)
家内の希望で松本城にやって来た。
豊臣秀吉の有力武将石川数正とその子・康長が天守閣など主要建築物を築造した。
現在の天守閣は文禄2年(1593年)前後に完成が定説だ。
尚、城で国宝は松本城、犬山城、彦根城、姫路城の四つにすぎない。
松本城
松本から国道158号線の一本道、安房(あぼう)トンネルを通過して岐阜県・奥飛騨温泉郷に入る。
奥飛騨温泉郷には、平湯・福地・新平湯、そして一番奥、穂高岳の西麓に新穂高温泉がある。
2001年6月、AR夫妻と共に高山に一泊後、ここ佳留萱山荘で宿泊した。
当時はホームページを作るとは夢にも思っていなかったので、大きな露天風呂の写真を撮っていなかった。
今回、これを撮影のために遠回りしてやって来た。
佳留萱山荘・新穂高温泉
混浴のこの露天風呂はとにかくでかい。でかすぎて私のデジカメでは全景が納まらない。中部地区最大は間違いなく、冬季だけ川をせきとめて造られる川湯温泉(和歌山県)を除いて、単独の露天風呂としては、日本で一、ニを争う大きさだろう。それに腰くらいまで来る深さにも感動する。
佳留萱山荘は、日本秘湯を守る会の会員旅館で、これのガイドブックの表紙はここの露天風呂である。是非とももう一度行きたい旅館だ。
新穂高温泉から国道158号線で高山に出ればいいものを、国道471号線→県道89号線というとんでもない難コースを選択してしまい、冷や汗をかいた。高山は一度来ているのでパス、直接,東海北陸自動車道飛騨清見ICに出て、名神高速の一宮経由で奈良に向かった。
蓼科から400kmを超え、山道も多かったのでさすがに疲れて、午後8時に帰着した。