星生温泉・九重星生ホテル (大分県)
住 所 大分県玖珠郡九重(ここのえ)町田野230
電 話 0973−79−3111
交通機関 大分自動車道九重ICから県道40号線などで約20km
JR久大本線線豊後中村駅から日田バス牧ノ戸峠行きで50分、九重星生ホテル前下車
施設(日帰り用) 食事処、売店、駐車場(100台)
宿 泊 59室 10,500円から(他にシーズンに応じた企画品)
泉 質 硫黄泉、緑礬泉、単純泉
ホテルのパンフレットには、他に「冷鉱泉」とあるが、これは泉質でなく25℃以下の地下水であり、温泉となるためには温泉法で定める成分のいずれかが基準値を上まわらなければならない。
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(日帰り) 10時〜22時 火・金曜日は13時から。(予約不要) 
定休日 不定休
入浴料金 大人800円 
入浴施設 館内に内湯・露天風呂男女各1・貸切風呂(宿泊者のみ)
「山恵の湯」に男女別の内湯・露天風呂(風呂多数)
浴室備品(外来) シャンプー、ボディソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 久住高原・飯田高原散策(多数のコース有り)九酔渓、長者原自然研究路、小松地獄、牧ノ戸峠、町田バーネット牧場、地熱発電所、長者原ビジターセンター、九重ふるさと館、ミヤマキリシマ(・天然記念物)、龍門の滝くじゅう花公園
お土産・食事 土産・昼食とも館内で可
近くの温泉 九重九湯(龍門温泉郷・壁湯温泉・宝泉寺温泉郷・川底温泉・湯坪温泉郷・筋湯温泉郷・筌の口温泉郷・長者原温泉郷・寒の地獄)、紅殻之湯、赤川温泉、久住温泉、久住高原温泉、蔵床温泉、黒川温泉、万願寺温泉など多数
九重町HP
観光協会HP
九重星生ホテルHP
http://www.town.kokonoe.oita.jp/
http://www.kokonoe-k.com/
http://www.hosshouhotel.co.jp/
雑記帳 大分県は温泉が実に多い。そのうえ、別府・湯布院から温泉マニアしか知らない秘湯や小さな温泉までバラエティに富んでいる。今回の九州行きまで、佐賀県・大分県がもっともイメージが薄い県だったが、今は大分県の温泉はもちろん、県域から主な町・観光地までをしっかり把握した。
所在地 : 玖珠郡九重町 (くすぐんここのえまち)
この周辺には、「久住(くじゅう)町」「久住(くじゅう)山」「九重(くじゅう)連山」があり、そして九重町(ここのえ町)がある。整理しておかないと読み方が混乱する。「阿蘇くじゅう国立公園」が「九重」でなくて平仮名になっているのも、ここらへんから来るのだろうか。

「高原と温泉の町」を謳っている九重町は大分県の南西部に位置し、町の中央部を筑後川上流の玖珠川が東西に流れ、東南の方には久住山、大船山など10有余、標高800m〜1,700mに達する九重山群がなだらかな稜線を描いている。
5月末から6月にかけて、天然記念物のミヤマキリシマがピンクの絨毯を敷き詰めるというが、訪れたのが4月の上旬、高原はまだ春の芽生えが窺がえなく茶色一色だった。
一週間前、阿蘇五岳から黒川温泉に向かう途中、やまなみハイウェイで、九重連山の裾野を走った。
この日、別府温泉を発って、長湯温泉で入浴後、原尻の滝・くじゅう花公園を観光してから、「九重九湯」の一つ、長者原温泉郷の星生温泉で入浴すべく、やまなみハイウェイを北上した。
薄霧のくじゅう花公園から阿蘇と別府を結ぶやまなみハイウェイ(県道11号線)に乗って星生温泉に向かった。
高度を上げるにしたがって霧が濃くなり、標高1,330mの牧ノ戸峠にさしかかったときは、視界が30m程度になって、黄色のセンターラインが頼りのノロノロ運転で進んだ。

途中、「九重九湯」の案内板をたびたび見かけた。
これは九重山麓から飯田高原にかけて点在する龍門温泉郷・壁湯温泉・宝泉寺温泉郷・川底温泉・湯坪温泉郷・筋湯温泉郷・筌(うけ)の口温泉郷・長者原温泉郷・寒の地獄の9つの温泉・温泉郷のことだ。
個性豊かな温泉が多く、既に一週間前に入浴した川底温泉は湯船から湯が湧き出し、壁湯温泉は巨岩がオーバハング状にのしかかる露天風呂が有名だ。
今回はその中から長者原(ちょうじゃばる)温泉郷の星生温泉の一軒宿、九重星生ホテルに立ち寄った

やまなみハイウェイの最高標高1,330mの牧ノ峠からは、九重連山や長者原、遠くに阿蘇五岳を一望できる。しかし、当日は霧の中、視界が30mほどで、峠の道標さえ煙っていた。
施設名 : 九重星生ホテル・山恵の湯 (入浴日:2005.4.11)
温泉名 : 星生(ほっしょう)温泉
九重九湯の中で、既に壁湯・川底温泉には入浴していたが、他にも黄土色の温泉の筌の口温泉、湯治場の雰囲気を残す湯坪温泉などが魅力的だった。
その中で星生温泉を選んだのは、九重の山々を背景に、泉質が異なる4種類の温泉が楽しめる高原の露天風呂「山恵の湯」に入浴したかったからだ。

しかし、到着した星生温泉も牧ノ峠からの霧が濃厚に立ち込め、わずかに近くの木々だけがぼんやりと霞んで見えるのみだった。

九重星生ホテルは、くじゅう連山の登山口近くにあり、飯田高原ハイキングや九重連山登山の足場として便利なロケーションにある。
昭和54年に建設された4階建ての本館(適時リフォーム)の他に、平成2年建築の東館からなり、部屋数は59室あってかなりの規模である。

館内には、男女別に内湯と露天風呂があるが、平成13年、全部で18の風呂を有し、日帰り客を受け入れる「山恵の湯」が完成した。これは、いったん外に出た駐車場の向かいにある独立した温泉棟で、外来の客はここで入浴料金(800円)を支払って入浴する。
大きな内湯の他に、広大な敷地の中、回遊式に設けられた檜風呂・岩風呂・桶風呂等(男女計で18ヶ所)に、硫黄泉・酸性緑礬泉・単純泉など、4つの泉質の温泉が注がれている。

花の蜜を求める蝶のごとく(形容がきれい過ぎ?)、落ち着かなく泉質・色が異なる温泉で満たされた風呂を飛び回り、最後は一人用の桶風呂に落ち着いた。
濃霧の中の入浴だったため、私の撮影した写真には背後の九重の山が写らなかった。そこで、サイト仲間のプー助さんのご好意でお借りした写真を掲載させて頂いた。
大きな内湯には青味がかった乳白色の湯。この写真もプー助さんからお借りした。多謝。
本館の外にある温泉棟の「山恵の湯」。
霧の中の入浴。
データは変更されている可能性もあります。お出かけ前にご確認ください。
一部