住 所 |
四万十市西土佐用井1100 (2005.4.10に中村市と西土佐村が合併)
(旧住所)幡多郡西土佐村用井1100 |
電 話 |
0880−52−2225 |
交通機関 |
松山自動車道西予宇和ICから45km
高知自動車道須崎東ICから約100km
JR予土線江川崎駅から西土佐バス保健センター行きで8分、西土佐中学校前下車徒歩10分
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施 設(日帰り) |
レストラン、ラウンジ、売店、駐車場(14台) |
宿 泊 |
14室、10,500円〜15,750円(2006年1月現在)
BT又はT付き (2006.3.1から、トイレは全室ウオッシュレット)
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泉 質 |
ヒドロ炭酸ナトリウム泉 |
適応症 |
不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照) |
入浴時間(外来) |
6時30分〜10時 16時〜20時 土・日・祝祭日は11時〜14時も入浴可
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定休日 |
無休 尚、館内メインテナンスのため、2006年1月11日〜2月28日まで休館) |
入浴料金 |
大人1000円 (予約不要) |
入浴施設 |
内湯男女各1、サウナ |
浴室備品 |
シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー |
観光スポット |
四万十川(上流〜下流)での観光スポット、カヌー、屋形船、釣り、キャンプ、サイクリングなど |
お土産・食事 |
両方とも館内で可。 |
近くの温泉 |
柳瀬温泉・大門温泉・一の又温泉 |
四万十市HP
星羅四万十HP |
http://www.city.shimanto.lg.jp/topj.html
http://seirashimanto.com/ |
雑記帳 |
土佐名物の料理は、なんと言っても本場のカツオのたたきだが、これは旅館でも供されることが多い。
もう一つの皿鉢(さわち)料理は、刺身やたたき、貝類などを豪快に盛り込んだ郷土料理で、土佐の山海の幸を一度で味わえる。
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データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
日本最後の清流・四万十川は蛇行して高知県を西行し、やがて(旧)西土佐村で支流・広見川と合流して南に流れ下る。その合流地点の丘にあるモダンな建物、ホテル星羅四万十に宿泊した。
施設名 : ホテル星羅四万十 (宿泊日:2005.3.9)
四万十川は、四国カルスト大地の東南に位置し、文字通り人跡未踏の不入山(1,336m)に源を発する。途中、318本の支流を集め、四国西南を大きく蛇行しながら四万十市(旧中村市)で太平洋に注ぐ全長196km、四国最長の河川である。源流・中流・下流あるいは季節によって姿を変える四万十川は、生態系に影響するダムや堤が少なく、豊かな自然が残り、たくさんの水生生物が棲息する。
「日本最後の清流」に憧れ、中流域の四万十川を見下ろす丘に建つ温泉付ホテルに宿泊した。
中流域の四万十川。堤がないので自然浄化が機能する。
河川敷に降りて、愛犬の鎖を解く。
私が宿泊した日は、まだ幡多郡西土佐村だったが、2005年4月10日付で中村市と合併し四万十市が誕生した。四万十川中流域に位置し、ここで広瀬川と合流して水量を増して南下し、四万十市(旧中村市)中心部で太平洋に注ぐ。
周辺には自然と触れ合えるレジャースポットが多数あり、キャンプ場、カヌー、サイクリング等の施設が点在し、食事付の屋形船乗船や伝統漁法の見学も楽しめる。
また、この地域には四万十川の風物詩である沈下橋(ちんかばし)を多く見かける。
沈下橋とは、大水のときに水面下に沈むように造られた橋のことで、流木などがひっかかって壊れるのを防ぐため欄干が無いのが特徴、現在58橋ある。宿泊地の手前、四万十川と平行して走る国道381号線で見かけた沈下橋に立ち寄り、対岸に渡ってしばし愛犬と共に昔懐かしい河原遊びの一時を過ごした。
あまり知られていない用井(もちい)温泉を宿泊地として選んだのは、「四万十川 訪ねて見れば ただの川」かもしれないが、やはり「日本最後の清流」のキャッチコピーに惹かれたこと。
それに4県の温泉に入浴するための行程上、都合よい場所に位置していたからだった。
前日宿泊した香川県の塩江温泉を早や立ちして、高知市・坂本龍馬ゆかりの桂浜に寄ってから、太平洋の黒潮が磯辺を洗う黒潮本陣温泉で入浴。
その後国道56号線・国道381号線に乗って用井温泉に向った。国道381号線は、途中、1・5車線の部分も多かったが、四万十川に沿っていて、車中から風景を楽しんだり、沈下橋に寄ったりしながらドライブを楽しんだ。。
用井温泉は、四万十川が西への蛇行を止めて南下を始め、支流の広見川と合流する小高い丘の上にあった。
尚、「用井」は(旧)西土佐村の「字」の地名である。
ホテルの部屋からの風景。
四万十川(右)と広見川(上)が合流する。
高知県出身の建築家・西森啓史設計によるホテル星羅四万十。
ホテル星羅(せいら)四万十は、コンクリートを打ちっぱなしの直線的な建物で、館内は同じくコンクリートと頭の大きさくらいの石をぎっしり積み上げた壁や仕切りがラウンジ・レストラン・浴室などに用いられている。
床はコンクリートだろうか、無機質な材質で安っぽい絨毯などは敷かれていない。
地元高知県ゆかりの建築家が設計したものだが、素晴らしい作品だ。
館内を見て、駐在中に何ヶ所かで宿泊したスペインのパラドールを思い起こした。これは国内に点在する石造りの古城をホテルに改造した公共の施設だが、その雰囲気とそっくりだった。
ホテルは第三セクターの経営で、部屋数は14室、この内洋室・和室が各6室、和洋室が2室となっている。(BT又はT付き トイレはウオッシュレット・・・2006.3.1〜)
宿泊料金は10,500円〜15,750円(オンシーズン・年末年始は別料金)で、私たちは少し贅沢して、和洋室(税別で@14,700円)に宿泊した。
ツインベッドルーム+6畳和室+BTで4人が宿泊できる広さ、部屋からは四万十川と広見川の合流する風景がすぐそばに見えた。
浴室と風呂も数種類の石板と自然石の積み上げで造られ、シンプルで無機質な雰囲気を漂わせ、清潔感たっぷりだ。。
湯はヒドロ炭酸ナトリウム泉(表示通り)で、17・5度の冷鉱泉を加温している。湯船の底には湯の花が固まったのだろうか、白い破片のような物質があちこちに沈殿していた。
露天風呂は無く、サウナが併設されている。
ここは、外来入浴と昼食時のレストラン利用が可能になっている。(下記参照)
尚、第三セクターの経営で深夜業禁止なのだろうか、入浴時間が午後10時まで、朝は6時30分からと短いのが難点と言える。
公共の施設ゆえ、料金がリーズナブルでもあり、割安感が得られる宿泊施設と言える。
沈下橋。増水したとき渡るのは、欄干がないだけに怖いだろう。
温かみを排除した無機質で清潔なな大浴場、これはこれでなかなか良い。
硬質でモダンなラウンジ
快適なレストラン
(夕食・朝食はここで)
手間ひまをかけた料理ではないが、川エビ、カツオのたたき、ゴリの唐揚げ、鮎の塩焼き、青海苔の天ぷらなど、地元の材料を使った夕食は嬉しかった。
女性が喜ぶデザート
2006年1月5日データ更新