鈍川温泉・鈍川温泉ホテル(愛媛県)
住 所 愛媛県今治市玉川町鈍川甲276
電 話 0898−55−2280
交通機関 今治小松自動車道今治湯ノ浦ICから約25km
松山から国道317号線等で約30km(1時間)
JR予讃線今治駅からから「せとうちバス鈍川温泉行き」で30分、終点下車徒歩3分
施 設(日帰り) ロビー、売店、駐車場約50台
宿 泊 和室(BT12、T13、内風呂付BT4) 和洋室(BT6)
平日10,650円〜 土曜日12,750円〜(何れも2,100円刻みで料理がアップ)
泉 質 アルカリ性単純温泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(外来) 6時〜21時
定休日 無休
入浴料金 大人400円(予約不要)
入浴施設 内風呂男女各2、露天風呂男女各1、貸切風呂6(要予約)
浴室備品(外来) シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 鈍川渓谷散策、しまなみ道(途中の島々に多数の観光スポット)松山市(車で1時間)、タオル美術館、来島海峡展望台、四国霊場88ヶ所巡り(54番延命寺〜59番国分寺)
お土産・食事 館内で土産購入可、昼食付入浴可(要予約・ホテルHP参照)
近くの温泉 道後温泉(車で1時間)、今治温泉、湯ノ浦温泉、ひうちなだ温泉、本谷温泉
今治市HP
ホテルHP
http://www.city.imabari.ehime.jp/
http://www9.ocn.ne.jp/~nibukawa/
雑記帳 香川県と愛媛県どちらが西でどちらが東か、香川県・愛媛県の県庁所在地は松山か高松か、、恥ずかしながら一呼吸おかないと回答が出てこなかった。関西にいながら、仕事以外で四国を周ったことがないせいだろう。
今回の2回の四国温泉めぐりとドライブで、ようやく方向感覚が身につき、瞬時に回答が浮かぶようになった。
2005年4月、5月と立て続けに鈍川(にぶかわ)温泉ホテルに立ち寄って入浴した。
最初は、家内とともに道後温泉に宿泊した翌日の帰途に立ち寄り、2回目は温泉仲間と初日に祖谷温泉に宿泊、翌日、道後温泉に立ち寄ってから、その日の宿・休暇村瀬戸内伊予(ひうちなだ温泉)にチェックインする前に立ち寄った。
所在地 : 今治市玉川町鈍川
平成17年1月、越智郡11町村と合併した今治(いまばり)市は、愛媛県の北東部に位置し、瀬戸内の高縄半島の東半分と芸伊諸島の南半分からなる。
この合併により、
瀬戸内の風光明媚な景観、
大山祗神社や伊予水軍城址などの歴史遺産、
大型船の生産実績が国内の4分の1、タオルが全国生産量の6割をしめるなど、
多面的な顔を持つ都市となった。

また、平成11年5月1日、8つの橋で6つの島を伝い、尾道から今治を結ぶ「しまなみ道」が開通したことにより、本四の観光・物流の玄関口・拠点となっている。
尾道から今治までの6つの島を繋ぐしまなみ海道。
温泉名 : 鈍川(にぶかわ)温泉
道後温泉・本谷温泉・鈍川温泉を伊予三湯と呼ぶ。
鈍川温泉へは、今治市から約10km程度だが、私たちは道後温泉から蒼社川の渓谷沿いに国道317号線で約30km北上、途中の標識に従って県道に入って数キロ、1時間足らずで鈍川温泉に到着した。

周辺は伊予の仙境と呼ばれる鈍川渓谷だが、途中の道も整備され、標高も低いので秘湯の雰囲気ではない。
しかし、7軒の小さな宿が渓流沿いにひっそりと佇んでいて、なかなかの風情だ。入浴施設としては、外来入浴が出来る宿のほか、町営の温泉保養施設「せせらぎ交流館」があり、気軽に入浴が楽しめる。
渓流沿い、旅館7軒だけのこじんまりとした温泉地。写真はその中で一番大きな鈍川温泉ホテル。
施設名 : 鈍川温泉ホテル (2回目入浴:2005.5.11)
「歓迎・鈍川温泉」のアーチをくぐって間もなく、小さな温泉街の一番手前に建つのが鈍川温泉ホテルだ。
目の前の駐車場から見ると平屋に見えるが、これは渓流に続く斜面に建設されているためで、実際は3〜4階建てになっている。
玄関を入ってすぐ目の前に、「フロント」という洒落た単語でなく、「受付」の方が相応しい小さなカウンターがあって、そこで料金を支払う。
客室数35にしては、ロビーも天井が低く手狭だが、このスタイルは秘湯と呼ばれる温泉旅館でよく見かけ、これはこれで気軽にくつろげてよい。
平日の昼前、フロント以外の照明は消されていて薄暗い。日中の温泉旅館は、だいた同じようなもので、どこからか電気掃除機の音が聞こえてきたりして、立ち寄り湯はうら寂しさを感じることが多い。

鈍川温泉ホテルは自家源泉を持ち、湧出量は290リットルと豊富(湯温が20℃なので加熱)、これを利用した風呂の数は多く、内風呂が男女各2ヶ所、露天風呂男女各1、それに貸切風呂が6ヶ所もある。
中でも、売り物は、自然の巨岩を浴室に取り込んだ岩風呂だ。しかしながら、2回の立ち寄り湯で、1回目は清掃、2回目は岩風呂が女性に開放されていたためか、入浴できなかった。
当日入浴できたのは写真の内湯と露天風呂。かなり広い浴室にブーメラン型のタイル張りの湯舟。全体にかなり年季が行っているが、豪華な風呂より、身の置き所があってゆったりと入浴できる。
内湯から外に出て階段を下りていくと、渓流を眼前に見るデッキの上に、2〜3人がやっとの檜造りの露天風呂がある。狭いが、木の肌触りが心地よく、湯もぬるめなのでいくらでも入っていられる。
どちらにも透明な単純温泉が満たされている。高いアルカリ性(pH9.6)のため、しっとりとしたヌメリ感のある泉質で、女性に最もよろこばれるタイプの湯だ。ホテルでは「美人の湯」と称している。
外来入浴は6時から21時と長時間利用でき、料金は400円だ。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
一部
シンプルで広めの内湯
木造の心地よい露天風呂