但東シルク温泉 (兵庫県)
所在地:出石郡但東


但東町は蕎麦で有名な出石町とともに出石郡にあり、旧但馬の国の東部に張り出すように位置している。町名の由来もここから来ている。この地方は、応仁の乱で有名な山名宗全一族や、後に戦国時代の剛勇で、豊臣秀吉の小田原攻めで名を挙げた仙石権兵衛の末裔が信州から出石に移封となって、この地を治めた。隣町の出石町(但馬の小京都)には、名物の出石ソバを目当てに多くの観光客が訪れているが、この蕎麦は仙石氏が信州から蕎麦職人を連れてきたのが始まりとされている。
(下記参照)
但東町でも、但東町赤花にある地域活性化センター・そばの郷で、つなぎをいっさい使用しないソバ粉100%のものを味わえる。

住 所 出石郡但東町正法寺165
電 話 0796−54−0880
交通機関 舞鶴自動車道福知山ICから国道9・426号線で約30km
JR山陰本線八鹿・江原・豊岡駅からバスで40分、正法寺バス停徒歩5分
施 設 食事処、喫茶、休憩室、休憩室、売店、農産物販売コーナー,駐車場(200台)
宿 泊 隣接の「やまびこ」17室、 2食付き7,800円〜
泉 質 ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉(重曹泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 6〜8時 10j時30分〜22時 
定休日 第3水曜日
入浴料金 大人500円 中学生以下300 2才未満無料
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、サウナ、寝湯、ジャグジー、打たせ湯等
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 日本・モンゴル民族博物館、そばの郷、出石町
お土産・食事 ソバ(町内「そばの郷」または11km西の出石町)、ちりめん小物、バラ・桜ジャム、山菜佃煮、地元野菜等
近くの温泉 出石温泉、夜久野高原温泉、養父温泉
但東町HP
出石町観光協HP
http://www.town.tanto.hyogo.jp/
http://www.izushi.co.jp/
雑記帳 名神・舞鶴自動車道等を利用せず、国道を利用して丹波、丹後、但馬方面に行く場合利用するのが国道9号線だ。この線は京都市から山口県の下関までの651kmをつなぐ大幹線道路である。京都から夢千代日記で有名な湯村温泉の先、兵庫県と鳥取県の県境まで内陸部を緩やかに北西方向に上昇し、そこから島根県の益田市まで延々と日本海の沿岸に沿って走る。そこから再び南西に向かって内陸部に向かい下関に至る。いつの日か、途中で二泊か三泊して、沿線沿いの湯村・浜坂・浜村・羽合・皆生・玉造・温泉津等の温泉を巡ってみたいと思っている。
施設名:但東シルク温泉館 (最終入浴:2003.2.14)
国道426号線沿い、但東町中心部の2kmほど手前の小高い所、「ふれあいセンターやまびこ」に隣接してある。但東町には日本初のモンゴル民族博物館があるが、ここの建物も遠方から見るとモンゴルの移動式住居「ゲル」をモチーフとしたユニークな屋根がついていることが分かる。
温泉は地中1,100メートルから汲み上げるナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉である。
温泉名:但東シルク温泉
浴室は山の湯と花の湯の2つ。私が入浴した方には円形の内湯に、比較的大き目の露天風呂があり、大きな水車小屋が左隅に設置されていた。周りに広がる低い山並みや田畑と合わせて田園風景の風情を漂わせていた。
湯は薄褐色、弱アルカリ性であろう。ほどよいヌメリ感が肌に残った

私が入浴したのは2回、一度は隣町の出石観光の際に立ち寄り、2回目は、ARご夫妻とともに、2月にカニを味わうために七釜温泉に宿泊、その帰路に入浴した。
豊臣秀吉に仕え、大盗賊・石川五右衛門を捕らえたり、小田原攻めで勲功を上げ、箱根に「仙石原」の名をいまに残す仙石権兵衛の末裔が、18世紀はじめ、信州から移封されてこの地を統治した。
写真は、出石のシンボル、辰鼓楼。
明治4年、旧三の丸大手門脇に建設された鼓楼で、当時は1時間ごとに太鼓で時(辰)を告げた。
10分も歩けば通り抜けてしまう出石町の観光エリア内に50近い蕎麦屋がある。私のひいきの店は、下の写真、賑わいを見せている駐車場正面の左手の路地にある「入佐屋団体の観光客が押し寄せることもなく、落ち着いた雰囲気でたった一つのメニュー「皿蕎麦」を味わえる。
どこのお店でも5つの皿に蕎麦を分けて出される。卵、山芋、ネギ、ワサビは好みに応じて。
「挽きたて」「打ちたて」「茹がきたて」の「三たて」の蕎麦は絶品の一言。関東出身の蕎麦党、関西の蕎麦になかなか満足できない私も、「うまい!」と声をあげた。値段は800円前後の店が多く、追加は一皿100円〜120円。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
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