所在地 : 城崎郡城崎町

温泉名 : 城崎温泉

城崎温泉・一の湯 (兵庫県)
住  所 城崎郡城崎町湯島415−1
電  話 0796−32ー2229
交通機関

播但連絡道路和田山ICから国道9号線・312号線、県道3号線などで約50km
JR山陰本線城崎駅から徒歩10分

施  設(立ち寄り 特になし駐車場なし
宿  泊 無し
外来入浴時間 7〜23時
定休日 不定休
泉 質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉(無色透明 42℃)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 大人500円、小人250円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、貸切風呂1
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ドライヤー、ロッカー
観光スポット 城崎温泉街、城崎マリンワールド、但馬マリンライン、玄武洞
お土産・食事 冬のズワイガニ(松葉カニ)、鮮魚、干物、貝類
近くの温泉 城崎外湯巡り(一の湯の他に、地蔵湯・鴻の湯、まんだら湯、御所湯、柳湯、駅舎温泉さとの湯)、日和山温泉、円山川温泉、香住温泉郷、浜坂温泉郷、出石温泉、竹野温泉、久美浜温泉、木津温泉、夕日ヶ浦温泉
城崎町HP
観光協会HP
温泉旅館共同組合HP
http://www.town.kinosaki.hyogo.jp/
http://www.kinosaki-spa.gr.jp/
http://www.kinosaki-web.com/
雑記帳 城崎観光協会のホームページには「ゆかた着こなし辞典」というコーナーがある。「浴衣が一番似合う温泉街」に相応しいサービスだ。
施設名 : 一の湯 (入浴日:2004.2.23)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
城崎町は、兵庫県の東北部に位置し、町の半分が山陰海岸国立公園に指定されている。
町には温泉情緒と文学で名高い城崎温泉を有し、古くから温泉地として発展してきた。
100余件の旅館をはじめ、それに関連したサービス業(物産店、飲食店、遊技場など)の温泉観光産業が主要産業で経済の中心をなしており、第3次産業の比率が極端に高いのが特色だ。

10世紀初頭の古今和歌集にその名が登場し、志賀直哉の名作「城の崎にて」の舞台となった城崎温泉は、玄武岩を重ね合わせた護岸で守られた大谿川の流れに沿ってしだれ柳がそよぎ、いくつもの石造りの太鼓橋が架かる。また、志賀直哉ら20余りの文学碑が建てられ、それらを結ぶ道は絶好の散策路となっている。
100軒ほどの旅館の多くは木造2、3階建てで、様々な歴史を持つ7軒の外湯が温泉街に点在する。
浴衣姿の客が、駒下駄をカランコロンと響かせて、温泉情緒にいっそうの彩りを添える。
こうした温泉街を散策すれば、城崎温泉が「温泉情緒日本一に選考されたことを誰もが同意するだろう。
(日本経済新聞社「魅力の温泉66」、因みに第2位銀山温泉・山形県、第3位草津温泉・群馬県)
城崎温泉の旅館では、露天風呂を設けているところが少なく、入浴だけの立ち寄り湯を受け付けているところもない。
湯量が豊富でないことが一因かもしれないが、最大の理由は城崎温泉の伝統である外湯文化だ。大きくない温泉街に7つの外湯がある。歴史ある一の湯・地蔵湯・鴻の湯、まんだら湯、御所湯、柳湯、それに最近完成した、駅舎温泉さとの湯だ。宿泊客は、浴衣に下駄の姿で、好みの外湯を巡って、歴史と個性の違った風呂を楽しむ。
その中で、私たちは温泉街の中央、玉橋のたもとにあり、1999年の改装で歌舞伎座のような威風堂々の建物となった、一の湯に入浴した。ここは、「開運招福の湯」といわれ、城崎外湯の筆頭、大きな内湯に人工の洞窟風呂を備えている。
改装を機に、大型の湯舟を満たすために循環湯となってしまい、大変残念だ。街並みは保存されても、この部分だけは時代の流れに抗せられなかったのだろう。
昨年、浜坂の温泉民宿で松葉ガニを楽しんだときは、夢千代日記で全国的に知られるようになった湯村温泉に立ち寄った。今年は、志賀直哉の名作「城の崎にて」の舞台、温泉情緒で日本を代表する城崎温泉に立ち寄った。
城崎温泉街の象徴・玉橋
城崎温泉の文化・外湯(共同浴場)
外湯の筆頭・一の湯
洞窟風呂の温泉仲間
西村屋本館・伊藤博文や犬養毅が宿泊した城崎温泉きっての名門旅館
志賀直哉ゆかりの宿、三木屋
太鼓橋が続く大谿川、冬なので柳の緑がなく残念