所在地:見方郡浜坂町

温泉名:浜坂温泉郷七釜温泉

住 所 見方郡浜坂町七釜段山
電 話 0796−82−4580
交通機関 舞鶴自動車道福知山ICから国道9号線等で約120km
中国自動車道福崎ICから播但連絡道、国道9号線等で約110km
山陰本線浜坂駅からタクシーで10分
施 設(日帰り)
特に無し、駐車場10台
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉(高温泉.・48℃ PH7.5)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間(宿泊) 8〜20時 
定休日 火曜
入浴料金 大人200円、小人100円
入浴施設 内湯男女別各1露天風呂各
浴室備品(宿泊) シャンプー、ボディソープ
観光スポット 周辺は山陰海岸国定公園内にあり、天然記念物「但馬御火浦、旭洞門」等の名勝を但馬海岸遊覧船で観光できる。余部鉄橋、加藤文太郎記念図書館、浜坂町先人記念館、マリンポーチ
お土産・食事 松葉蟹、ホタルイカ、海産物、浜坂ちくわ
近くの温泉 浜坂温泉(日帰り入浴施設として「ユートピア浜坂」)、二日市温泉、湯村温泉、香住温泉
浜坂町HP
観光協会HP
http://www.town.hamasaka.hyogo.jp/
http://www.hamasaka.com/
雑記帳 翌日、鳥取砂丘を観光、奥津温泉(岡山県)で立ち寄り入浴をして帰途についた。
施設名:公衆浴場・七釜の湯 (入浴:2004.2.23) 
七釜(しちかま)温泉・公衆浴場 (兵庫県)

日本海側、鳥取県との県境にある浜坂町は、冬の味覚の王様・ズワイガニの水揚げ量(浜坂港)は兵庫県全体の40%を占め、ホタルイカの水揚げ量は日本一である。浜坂海岸は山陰海岸国立公園内にあり、リアス式の美しい海岸線が続き、夏は海水浴で賑わう。
また、湯量豊富な温泉が湧出する近隣の三つの温泉を集合して、小規模ながら、浜坂温泉郷を構成している。
浜坂温泉に近隣の七釜温泉・二日市温泉を合わせて浜坂温泉郷と称する。浜坂温泉は昭和53年に掘り当て、現在使用している第3号源泉は、震度200メートル、湧出温度は74.5度、豊富な湯量により旅館・民宿ばかりでなく、町内800戸の家庭にも配湯している。
昭和56年には、国の省エネルギー事業全国1号の指定を受けた。
一方、七釜温泉の源泉は、深度500メートルから汲み上げ、湯温49度、湧出量は480リットル/分、民宿20戸、公衆浴場1、病院1に配湯している。
浜坂温泉郷は、健全な温泉地として、兵庫県で1番目、全国では79番目の国民保養温泉地に指定されている。
浜坂温泉郷の売物は何と言っても、冬のズワイガニだ。11月6日から3月30日の解禁期間には、カニを目当ての観光客、温泉客が訪れるが、地元の人によれば、一時の賑わいはないと言う。
尚、地元では
ズワイガニのオスを「松葉ガニ」といい、メスはセコガニと言う。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
昨年に引き続き、冬の味覚・ズワイガニ(松葉ガニ)を味わうべく、浜坂町に向った。今回の連れは、ARさんとAKさん。昨年とルートを変更し、最初に城崎温泉に寄ってから、海岸線に出てマリンライン(県道11号線)に乗り、折からの低気圧によって大荒れになった竹野海岸の岬や岩礁を襲う波濤に喚声を上げながら西に進み、途中、列車が落ちて大惨事となった余部(あまるべ)鉄橋の下をくぐって浜坂に到着した。昨年と同じ民宿で荷を解く間もなく、近所の源泉かけ流しの七釜温泉公衆浴場に向った。
明治45年3月、当時の最新技術で2年3ヶ月をかけて開通した。高さ41メートル、長さ309メートル、トレッセル式鉄橋では日本一。昭和61年12月28日、香住発浜坂行の回送列車が突風で転落、乗務員と陸橋下のカニ工場の従業員6名が死亡した。
名勝・竹野海岸を襲う大波。
素朴な公衆浴場だが、湯は源泉掛け流しの一級品
前年、同じ民宿に宿泊したとき、民宿から徒歩3分の距離にあるここでの入浴を逸した。そこで、今回は宿に到着してすぐに急行した。小川の畔、年季の入った素朴な建物の正面上に「公衆浴場」の表示、入口には、こればかりは新しく色鮮やかな赤と青の「湯」と大書された暖簾がかかっている。中に入ると手狭な古めかしいフロントに木製の下駄箱、我々の世代にはなんとも心安らぐ雰囲気だ。
ここは七釜温泉の湯元、ごく普通の湯舟に、透明で熱めの湯が贅沢に注がれていた。凍えた体にはかなり熱かったが、地元の人に遠慮して水を加えずにそろりそろりと体を沈めていったところ、、「熱かったら水で薄めてくださいよ」との親切な言葉。それから、小さなくぐり戸の向こうの釜風呂に入ることを勧めてくれた。露天になっている釜風呂は、2〜3人が入れる大きさ、さっそく、みんなではしゃぎながら交代で入浴、記念撮影?を行った。

残念ながら、この風情ある公衆浴場は来年には取り壊され、少し離れた場所に新しい日帰り温泉施設が建設されるとのことだ。
(閉鎖)