住 所 西牟婁郡白浜町椿1056−2
電 話 0739−46−0021
交通機関 湯浅御坊道路御坊ICから国道42号線で約60km(白浜から10km)
JR紀勢本線椿駅下車 (送迎有り)
施 設(日帰り) 湯上り処・ロビー休憩のみ、売店、駐車場(約60台)
宿 泊 23室  通常料金12,600円〜 他に各種プラン有り。
料金は変更されるので下記旅館HPで確認のこと。
泉 質 硫化水素泉(旅館表示) 源泉温度32度 無色透明
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 13〜19時(事前に確認しておいたほうがベター)  
定休日 不定休
入浴料金 大人800円 
入浴施設 内湯男女各1(源泉低温泉有り) 露天風呂男女各1 貸切風呂
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 椿海水浴場、フィッシング、椿山公園
白浜(円月島、千畳敷、三段壁・洞窟、外湯巡り、海中展望台、アドベンチャーワールド、ハマブランカグラスボート白浜エネルギーランド、南方熊楠記念館紀州博物館等)
お土産・食事 土産は館内で可。
近くの温泉 白浜温泉、日置川温泉、すさみ温泉、えびね温泉
白浜観光協会HP
元湯椿楼HP
http://www.nanki-shirahama.com/
http://www.tubakiro.com/
雑記帳 白浜と対照的に目立たずひっそりとした椿温泉。ここで立ち寄り入浴した3回とも平日の昼過ぎ。ただでさえ日中は寂しい温泉街だが、椿温泉はまるで眠っているような印象を受けた。
都会の生活に疲れた人が、ここの旅館が薦めている湯治プランでせめて3泊したら、心身ともかなり癒されるのではないか、と思ったりした。
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
椿温泉には、傷を癒す白鷺を見て温泉が発見されたという言い伝えがあり、これに因んだ名前をつけている旅館もある。

華やかな白浜温泉とは異なり、入江の岬に静かな佇まいを見せ、古くから湯治場として知られてきた椿温泉は、民宿・国民宿舎を含めて8軒の旅館だけの小さな温泉地だ。
幹線道路の国道42号線沿いなのに、温泉地とは気がつかないで通り過ぎてしまう人も多いだろう。

それは、旅館が少ないのに加えて、そのほとんどが海辺から斜面にもたれる様にして建てられているためだ。

例えば当温泉の老舗、元湯椿楼は国道がどまん前を通っているにもかかわらず、見過ごしてしまいがちだ。
国道から見ると2階建てだが、実は1階が8階で、7階以下は斜面の下にあって見えないからだ。

温泉名 : 椿温泉
施設名 : 湯元椿楼  (入浴日:2005.12.12)
所在地 : 西牟婁郡白浜町椿
2006年3月1日付けで白浜町は日置川町と合併し、日置川温泉・えびね温泉を町域に入れた。
その白浜町と言えば、誰もが瞬時に白浜温泉を思い浮かべるが、町にはもう一つ温泉地がある。
そこは、白浜から42号線で風光明媚な海岸線を楽しみながら南へ約10km、小高い岬の周辺ひっそりと佇んでいる。
椿温泉だ。

住所は同じ白浜町でも、こちらは、湯治場の面影を残し、都会の喧騒から離れて静かに静養する温泉地だ。
旅館のHPでも、温泉以外に何もない、と謳っているところもある。
しかし、ここの温泉の控え目な硫黄臭としっとりした泉質は素晴らしく、温泉仲間に紹介して大変喜ばれている。

私が最初に椿温泉に来たのは2001年の1月14日、まだ現役時代、温泉巡りの記録をし始めてまだ間もない時期で、会社の先輩のAR氏が持つ白浜の別荘に宿泊して、翌日、ここにやって来た。

当初は当地の老舗旅館「元湯椿楼」に立ち寄る予定だったが、外来入浴の営業時間が午後1時からだったため、岬の奥にある冨貴(ふうき)で入浴した。

それから5年後、南紀3泊の旅の帰途、ようやくここに入浴することが出来た。

国道24号線沿い、玄関横の駐車場に車を停めてロビーに入る。
かなり年季の行った館内だが、向かい側の窓の前は太平洋、素晴らしい眺望だ。


簡素な脱衣室

廃 業

椿温泉・元湯椿楼 (和歌山県)
大浴場へはエレベーターで3階に下りていく。ここには露天風呂もあるが、当日は案内が無かった。立ち寄り客には入れさせていないのだろうか。

簡素な脱衣室からタイル張りの浴室に入ると、大きな窓を通して海が見通せる。
右手には廃業した旅館なのだろう。廃墟となった高層の建物、手前の岩礁には折からの強風で白波が立って、なんとも迫力ある景色だ。

風呂は2mx6m位の中規模なもの、中に仕切りがあって、左が熱め、右側が温めになっていて、私好みの温度だ。
もう一つ、岩で囲った小さな源泉風呂があって、加温していないためにかなり冷たく感じる。こちらは源泉100%の掛け流しだ。
泉質は、含む食塩硫化水素泉と掲示されていて、皮膚に滑らかなやさしい温泉だ。

浴室の構造・窓からの眺望・泉質とも、同じ椿温泉の冨貴と似ていて、特になめらかな感触の湯は冨貴にそっくり、同じ源泉なのだろうか。
平日の旅館の立ち寄り湯、例によってたった一人ののんびりした入浴を存分に楽しんだ。
源泉風呂
目の前が太平洋のロビー
折からの強風、波頭逆巻く様子を見ながら入浴。右側が温めで、なんとも言えず気持ちよかった。
玄関が8階に当る。
岩礁に基礎が打たれたホテル天竜
一部