所在地:日高郡龍神村

温泉名:龍神温泉
住 所 日高郡龍神村大字龍神37
電 話 0739−79−0726
交通機関 湯浅御坊道路吉備ICから県道22号線・国道424号線で約80km
橋本から国道371号線、高野龍神スカイラインで約85km
JR紀伊田辺駅からバスで約1時間20分
施 設 休憩室、駐車場(約30台)
宿 泊 無し
泉 質 ナトリウム炭酸水素塩泉
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴時間 7時〜21時(6〜9月は6時〜21時)  
定休日 無休
入浴料金 大人600円  小人300円
入浴施設 内湯男女各1、露天風呂男女各1、
浴室備品 シャンプー、ボデイソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 龍神村曼荼羅美術館、紀州備長炭振興館、南部川村うめ振興館
護摩壇山(展望)、高野龍神スカイライン、道の駅龍游(龍游館・木族館)
お土産・食事 木工品、竹細工、しいたけ加工品、ゆず加工品、梅加工品
土産・食事とも
「道の駅龍游」で可
近くの温泉 十津川温泉(国道425号線で一本道))、丹生の川温泉、美山温泉白浜温泉
龍神村HP http://www.vill.ryujin.wakayama.jp/
雑記帳 奈良県十津川温泉と和歌山県龍神温泉、両県の秘湯へは我が家から170km余り。しかし十津川温泉は深い山々の谷間を通るのに対して、龍神へは展望がきく尾根を走るスカイラインの43kmがあって、疲労度は十津川の方がはるかに高い。
どちらかの温泉に宿泊する際は、東西を走る国道425号線が両温泉を結んでいるので(但しあまりいい道ではない)、帰路に立ち寄ることが可能。
施設名:龍神温泉元湯 (第1回入浴:2001.5.13) (第2回入浴:2004年7月7日)
龍神温泉 和歌山県)
龍神村は和歌山県の中央東部に位置し、龍神村の北部、護摩壇山に源を発し、御坊市で紀伊水道に注ぐ日高川の最上流地域にある。。村のほとんどが山岳地帯になっていて、地形は急峻、村域の70%が標高500メートル以上の山に占められている。奈良県の十津川村と並んで紀伊半島の深部にあるが、高野山から龍神村に至る43kmの2車線(片側1車線)山岳道路(高野龍神スカイライン、現在は無料)があり、また海岸部からの距離も短いので、十津川村に行くよりはずっと短時間で行ける。
日高川最上流の渓谷に沿って、旅館・民宿等20軒弱が並ぶ小さな温泉街、龍神温泉は1,200年もの歴史を持つ。
しかし、ここの売物は、群馬県・川中温泉と島根県・湯の川温泉ととともに呼称される「日本3美人の湯」だ。いつ誰がこれを言い出したのか、可能な限り調べてみたが、ついに分らずじまいだった。泉質分析表を吟味して化学者が何かに発表したのだろうか。
龍神村は、紀州徳川家が愛用した湯場で、「上御殿」「下御殿」という二つの旅館にその名残を留めている。もちろん、上御殿が藩主の滞在所、下御殿が家臣の宿泊場所だった。
また、ここは、我々の世代の愛読書だった中山介山の「大菩薩峠」の舞台でもある。
第1回目は、5月の連休後、温泉仲間のARご夫妻とともに新緑薫る高野龍神スカイラインを利用してここにやって来た。尾根伝いの40数キロの道はまことに快適、途中、紀州最高峰の護摩壇山からの展望は素晴らしかった。
第2回目は、白浜町から観光大使に任命され、その委嘱状を受け取りに白浜温泉に宿泊した翌日に立ち寄った。白浜から国道42号線、南部(みなべ)町で国道424号線に乗りかえて40km余り、1時間半ほどで到着した。
龍神温泉は、国道を隔てる日高川の渓流沿いにあり、歴史を感じさせる「上御殿」や「下御殿」の旅館が軒を接して立ち並んでいる。
村営の共同浴場「龍神温泉元湯」は、1998年に大改装されたそうで、鄙びた湯場を想像していたのに、内湯の広さと豪華さには驚かされた。石と木の素材の異なった2つの湯舟には、肌がスベスベする重曹泉が満たされていた。
松田忠徳「温泉博士」の著書に拠れば、全面改装を機に、循環湯となって残念、と書かれていたが、まあ、そこらへんは目を瞑って、龍神温泉の皮膚にまとわりつくような無色透明の美人の湯に身を委ねた。(檜風呂は掛け流し、の記事あり)
データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。
改定版
白浜から龍神村に向う途中、奇絶峡の赤城の滝
手前が「龍神温泉元湯」、奥が「下御殿」
上御殿
下御殿
一部