所在地:吉野郡下市町


下市の町に入ると「手形発祥の地」の看板が目に入ってくる。町名の通り、吉野地方の森林資源を商う市場町として栄え、これにより全国に先駆けて手形を発案・流通させたようだ。国産木材の衰退により、この町も昔日の繁栄は遠いものとなっているが、「ふりかえれば歴史、みつめればロマンのまち下市」をキャッチコピーに、温泉、奈良県三大梅林の「広橋梅林」や歌舞伎の「平維盛」の縁の地として、観光に力を入れている。

温泉名:下市温泉
施設名:下市温泉明水館 (最終入浴:2002.2.17)








住  所 吉野郡下市町大字l邑2189
電  話 0747−52−2619
交通機関 西名阪・郡山ICから国道24・169・309号線で約40km
近鉄吉野線下市口駅から奈良交通バスで岩森下車すぐ
施  設 食事処、休憩室、売店、駐車場(100台)
宿  泊 秋津荘 13室 1泊2食付8,200円〜
外来入浴時間 10〜18時
定休日 毎週月曜日、祝日の翌日
泉質 カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉(重炭酸土類泉)
適応症 不記載(理由は「温泉の基礎知識ー温泉の効能」参照)
入浴料金 大人800円 小人500円
入浴施設 内湯男1女1、露天風呂男女各1、冷泉風呂、サウナ、ジャグジー
浴室備 品 シャンプー、ボディソープ、ロッカー、ドライヤー
観光スポット 広橋梅林、丹生川上神社下社
お土産・食事 柿の葉寿司、吉野葛、梅干、高級割箸
近くの温泉 大淀温泉、津風呂湖温泉、吉野温泉、吉野山温泉、洞川温泉、天の川温泉
下市町HP
秋津荘名水館HP
http://www.town.shimoichi.nara.jp/sabu_mein.htm
http://www.e-tell.co.jp/yoshino/akitsusou.html
雑記帳 16世紀の中頃、下市は「山家なれども下市は都、大阪商人の津でござる」と謳われ、日本最初の商業手形「下市札」が発行された。
下市に相対する「上市」は、吉野川の上流10km、対岸の吉野山への入り口付近にその名が残っている。

データは変更されている可能性もあります。事前にご確認ください。

下市温泉明水館 (奈良県)
下市温泉は、今から30年ほど前に日帰り入浴のための施設としてオープン、その後、宿泊施設(秋津荘)が建設され、平成9年に現在の明水館が完成した。
天川村の天の川温泉・洞川温泉に行くときは、ここの前を必ず通るが、こには入浴したのは2回、地元の年配の入浴者が多かった。
明水館の浴室は6〜7畳程度、露天風呂は小ぶりだ。湯はパンフレットも温泉ガイドブックでも、旧表示の重炭酸土類泉と記載されているが、新表示では炭酸水素塩泉である。この旧表示に惹かれて、どんな湯かと思って入浴に来る人もいるようで、ちょっと罪作りだ。
大阪市内から奈良県の奥深い上北山村を経由して、和歌山県の熊野市近くに至る国道309号線は、大淀町で吉野川を越えると間もなく下市町に入る。国道沿いのかなり長い町並みを通過し、天川村に向かって上りの厳しいカーブが始まる直前に下市温泉の案内板が現れる。ここには町営の二つの施設があり、一つは宿泊施設のある「秋津荘」、もう一つが日帰り温泉施設「明水館」である。